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2014.04.08 (火)

いい授業ってなんだろう マリオ編

引き続きラボ長よりの問いを考えます。

今回も「にわ大において『いい授業』ってなんだろうか?」という問いについて考えてみたいです。

にわ大の授業は場所もテーマも進め方も特に決まりごとは明確に定めていません。時には多摩地域を飛び出していろいろな場所で、いろいろなテーマの授業が行われてきました。
過去に参加した授業をふりかえってみて、印象に残っている授業は何でしょうか?その授業のよかったところは何でしょうか?また、今後あったらいいなと思う授業は何でしょうか?
たとえば
・集まる人:興味、関心が自分に近い人たちが集まってよい仲間に出会えた。集まったメンバーで新しい活動を始めた。
・テーマ:参加したことで地域のことが好きになった、自分の関心の幅が広がった。
・進め方:はじめての人もうまく溶け込めるようなしかけがあった。
などなど。

この問い、既にじゅんパパが回答しています。
http://www.tokyo-nishigawa.net/diary/2014/03/post-113.html

これを受けて、さらに、マリオが考えました。

**以下、マリオより**
いい授業ってなんだろうを考えました。

自分がまだ外からシブ大やにわ大の授業を眺めていた頃に思っていた事は、まず授業に申し込みを押したいと思う授業。そして参加してそこで何かを得る、きっかけになる、期待を満たす、楽しみ、満足できる。そういう事をひっくるめていい授業だと思っていました。

で、今、にわ大の活動に参加する身として感じる事はすべての授業においてそこに関わるコーディネーター、先生、スタッフ、関係者の熱を感じます。それは各個人の伝えたい、知ってほしい、こんなこと、こんなところがにしがわにはあるんだよという思いであり気持ち。仕事の片手間とは呼べないようなことをみんなが時間を作り、知恵をしぼり、足を運び、授業として成立させている。

参加者が少なかった、参加した方の意と違う授業だった、いまいち盛り上がらなかった。そういう授業もあるかもしれませんが、それでも授業として成立し思いを形にしたものは、いい授業なんじゃないかなーと思います。
****

やっぱりにわ大のスタッフとして関わる前と後で、
「いい授業」というもの、授業に求めるものが少し異なってきているのでしょうか。

皆さんが参加した授業を振り返ってみて、「いい授業」でしたか。
授業に参加してくださった際には、ぜひ屈託のないご意見をお願いしますね!

スタッフの、「生徒さんにとっても、自分にとっても、いい授業にしたい」という思いがあってこそ、今までの授業が成立してきました。
今日も、スタッフは授業のことをウンウン考えながら、あなたの参加を心待ちにしています。

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2014.03.31 (月)

3月はどんな授業があったかな

寒い冬が終わり春のあたたかさを感じ始める3月ですが、過去にはどのような授業があったのでしょうか?
今回はタケさんによる授業傾向の分析レポートです。

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【3月に開催された授業】

■ 2011年 3月授業
1)「親子でゴスペル」~子育ては孤育てをへて"己育て"へ~ (※授業中止になりました)
日時:2011年3月12日(土)11:00〜14:00
教室:狭山公民館 101学習室 【東大和市】
先生:みのもとみこ
地域コーディネーター:創造エンジン(学生登録番号 00974)
授業コーディネーター:じゅんパパ(学生登録番号 00011)
http://www.tokyo-nishigawa.net/class/2011/03/post-15.html
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2)皆とシェアする"自宅ミュージアム"を開館しよう! 〜少女まんがの館を訪ねて〜 (※授業中止になりました)
日時:2011年3月12日(土)13:30〜16:00
教室:「少女まんが館 (略称:女ま館)」【あきる野市】
先生:中野純+大井夏代
授業コーディネーター:菱沼秀行
http://www.tokyo-nishigawa.net/class/2011/03/post-14.html
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3)吉祥寺の小さなギャラリーでできること (※授業中止になりました)
日時:2011年3月12日(土)10:00〜21:00 
教室:モノギャラリーとその周辺【武蔵野市】
先生:藤川 征輝(モノギャラリーオーナー)
授業コーディネーター:萩原 修
http://www.tokyo-nishigawa.net/class/2011/03/post-16.html

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■ 2012年 3月授業
1)【高松商店街シリーズ】 想いがつながる町の写真館
日時:2012年3月7日(水)19:30〜21:30
教室:アライ写真館【立川市】
先生:新井 敏之(アライ写真館4代目)
授業コーディネーター:大森 啓史
http://www.tokyo-nishigawa.net/class/2012/03/201203-01.html
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2)東京にしがわ"減災"ワークショップ
〜あれから1年。ゆるやかにつながる地域コミュニティにできること〜
日時:2012年3月10日(土)14:00〜16:30
教室:立川市幸学習館【立川市】
先生:市古 太郎(イチコ・タロウ) 首都大学東京 准教授
授業コーディネーター:菱沼 秀行
http://www.tokyo-nishigawa.net/class/2012/03/201203-03.html
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3)ぬか漬けマラソン
日時:2012年3月10日(土)15:00〜18:30
教室:あきゅらいず美養品 森の食堂【三鷹市】
協力:あきゅらいず美養品
先生:おかべ なおえ
授業コーディネーター:西川 義信 佐藤 奏
http://www.tokyo-nishigawa.net/class/2012/03/201203-02.html
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■ 2013年 3月授業
1)ちいさな盆栽教室
日時:2013年3月20日(水・祝)12:30〜17:00
教室:e-盆栽【青梅市】
先生:國井宏・國井正子
授業コーディネーター:佐藤えりな 目黒智子 西川義信
http://www.tokyo-nishigawa.net/class/2013/03/2013-03-01.html
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2)土いじり隊 入隊体験!
日時:2013年3月23日(土)9:30〜15:00
教室:小庄の畑【あきる野市】
先生:じゅんパパ
授業コーディネーター:山下真央
http://www.tokyo-nishigawa.net/class/2013/03/2013-03-02.html
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3)オトナとコドモのかくれんぼ
日時:2013年3月30日(土)8:40〜12:00
教室:五日市協同村ひだまりファーム【あきる野市】
先生:中川 洋一
協賛:福島っこ元気村キャンプ運営委員会
協力:生活クラブ生活協同組合・東京
授業コーディネーター:山下 真央
http://www.tokyo-nishigawa.net/class/2013/03/2013-03-03.html

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3月の過去の授業について

キーワードとして、「子」「農」という二つの文字が浮かんできました。

子:子供に関わる授業が3つ(中止も含む)ありました。
⇒ 子供にとって節目となる季節だからと思われます。

農:農業に関する体験的な授業(土いじり隊体験、ぬかづけマラソン、盆栽)
⇒ 冬から春になって動き出す準備となる季節、農業も始まりに当たるのでは?と思いました。

土いじり隊、ぬか漬けマラソンなどその後続いていくプロジェクトも生まれているのも印象的です。
3月といえば卒業・別れのシーズン。意外と卒業・別れについての直接的なテーマは少ない感じがしました。

そして避けて通れないのが、にわ大が開校して初の3月授業予定だった2011年3月12日
そう東日本大震災の翌日・・・・当時の状況を考えるとやむを得ず中止となったのです。

最近感じるのはにわ大の授業はとても多彩だなということです。それはきっと多くの人が関わっている事がその理由だと思います。
特に授業コーディネーターとして授業を作りあげた人がこれだけ多いというのは推測ではありますが、姉妹校でも例がないのでは?と感じます。
それだけ伝えたいことがある方がいる、そういった場があるということではないかと思います。

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東日本大震災の翌日が開催予定日だった2011年3月の授業は残念ながらすべて中止になってしまいましたが、翌年には震災から学ぶ授業も行われていたんですね。
みなさんが参加された授業はありましたか?

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2014.03.24 (月)

にわ大の創り出した"つながり" その1

にわ大の創り出した"つながり"とは、じゅんパパによる連載企画です。月一ペースで全6回をアップしたいと思います。

ハイサイ! じゅんパンマンです♪

オイラはにわ大を活用して、"自分の居場所創り"をしているのですが、 にわ大を「どの様に活用したら、自分の居場所が創れるのか?」みなさんの参考として聞いてください♪

昨年10月、あきる野市にある協同村ひだまりファームで開催された「協同村まつり」に参加してきました。 「協同村まつり」とは、ひだまりファーム(生活クラブ)に関わるNPO団体やサークルや会社などがブースを出展し、お互いの活動のPRと相互交流、また地域の人たちや生活クラブの会員の人たちが気楽に知り合う機会を主旨とするものです。

にわ大は、「学びを通じて人と人とがつながるコミュニティの支援」をテーマとしていますが、 このイベントはそれを実証したものだったのです。では、ここに参加するようになった経緯についてお話をいたします。

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1、【つながり編】

このイベントには、「NPO花咲き村」と「財団法人みんなの森(福島っこ元気村キャンプ)」、そして「にわ大」の、3団体一緒で参加しましたので、まず、「NPO花咲き村」と「にわ大」との出会いからお話しします。

2011年6月、にわ大のオープンキャンパス。
http://www.tokyo-nishigawa.net/diary/2011/05/

オープンキャンパス.JPG

この年のオープンキャンパスは、多摩エリア30市町村に、2人一組のペアとなって地域の魅力を探しに行く「さがし隊」と、地域で自分たちのことを紹介してくれる「ひらき隊」、そしてそれらの動向を見に来た「みてみ隊」という3通りの参加方法で、"にわ大を体験する"というものでした。

この時、「ひらき隊」として参加してくれた場所の一つに、日の出町にある築250年の「古民家滝本」という場所があり、 「さがし隊」としてスタッフがそこを訪れたことで、 まず、にわ大活動として、「古民家滝本」との"細いつながり"が生まれたのでした♪

因みにこの時のオープンキャンパスでは、他にもたくさんの"つながり"が生まれたのです♪♪♪
(まだまだ、次へつづく・・・)

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2014.03.17 (月)

いい授業ってなんだろう

引き続きラボ長よりの問いを考えます。

今回は「にわ大において『いい授業』ってなんだろうか?」という問いについて考えてみたいです。

にわ大の授業は場所もテーマも進め方も特に決まりごとは明確に定めていません。時には多摩地域を飛び出していろいろな場所で、いろいろなテーマの授業が行われてきました。

過去に参加した授業をふりかえってみて、印象に残っている授業は何でしょうか?その授業のよかったところは何でしょうか?また、今後あったらいいなと思う授業は何でしょうか?

たとえば
・集まる人:興味、関心が自分に近い人たちが集まってよい仲間に出会えた。集まったメンバーで新しい活動を始めた。
・テーマ:参加したことで地域のことが好きになった、自分の関心の幅が広がった。
・進め方:はじめての人もうまく溶け込めるようなしかけがあった。
などなど。

との問いに対してじゅんパパが考えました。

印象に残っている授業は、
「パンでつながる、ゆるピクニック!」略して「パンピク」
http://www.tokyo-nishigawa.net/class/2010/11/post-4.html
「1日体験 〜にしがわで田舎くらし〜」
http://www.tokyo-nishigawa.net/class/2011/08/201108-01.html
印象に残っている理由としては、「参加者のはじける笑顔!」これにつきる!!!

集まった時は見ず知らずの人同士だったのに、授業が進む内に「先生」と「生徒」という関係性はなく、みんなが一緒にはじける笑顔となり、人見知りをするのを忘れるくらい,自然に"喜びを共有できる!"そんな状況を創り出すもの。

1)集まる人
・2つに共通している内容は、「アウトドア」と「食」が一緒に楽しめる企画だったこと。 その為か、"屋外に出て楽しみたい!"という意識の高い人たちが集まっていた。
・また、大勢で"好きな食事(パン・流しそうめん)"をともにする"というのは、このような「企画物」でなければ、なかなか体験できない。

2)テーマ
・屋外で楽しくすごすアイテムとしての「食」の使い方。またそれを通して、にしがわの「初めての場所探し」や「居心地感」を体験する楽しみを知った。

3)進め方
・初めに、"楽しみ方"や"作業の仕方"のレクチャーをするが、あとは参加者の自主性に任せた。
・コーデとスタッフが準備段階から集まり、一緒に授業づくりを進めていた。

4)生まれたもの
・「パンピク」では、参加者同士がメルアドを交換しあって自分たちでメーリングリストを作り、その後は自分たちでパンピクを企画して行動するようになった。
・「田舎くらし」では、山での活動が好きな人は、その時に関わった地元NPO活動に参加するようになり、授業後もそこでの地域活動に参加するようになった。
・また、「にわ大山荘」がこの時に誕生。

オイラにとっての『いい授業』・・・
参加者自身にとって、「居心地のいい場所」や「新たな生きがい」や
「気の合う仲間」と出会い、そして"楽しくつながる"事ができるようになり、その後の人生に"幸せな刺激"を創り出すキッカケとなるようなもの。

いや????
いざ、冷静に振り返ってみると、
自分で書いていて、「なるほど・・・」って、思ってしまった?♪

『いい授業』ってなんでしょう。
このテーマ、今後もラボ員よりレポートがありましたら都度アップしていきます。

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2014.03.10 (月)

大学ってなんだろう

今回のテーマはラボ長、藤岡君による問いを考えます。

東京にしがわ大学は「大学」と名乗っています。東京にしがわ大学における「大学」とは何を意味しているのか?なぜ「大学」なのか?みなさんのお考えを伺いたいです。

学校教育法上は文部科学省の許可を受けないと大学と名乗れません。防衛大学校もあくまでも「大学校」であって「大学」ではありません。

しかし、日本国内では1920年代の信濃(上田)自由大学など学校教育法に基づかない「大学」が各地に存在しています。東京にしがわ大学もその1つと位置付けられます。成り立ち、運営方法も多様であり、それぞれの取り組みで「大学」という名前に込めた思いは違っているのではないかと思います。

そこで1つ原点?に立ち返り、東京にしがわ大学における「大学」とは何を意味しているのか?なぜ「大学」なのか?を考えてみたいです。

たとえば、
・大人も学ぶ場
・いろいろなテーマを持った先生と授業がある
・なんか大学ってインテリになれた気分。かっこいい
などなど各自が考えを自由に発信し、関わる学生、スタッフが何か考えるきっかけになればと思っています。いかがでしょうか?
※「信濃(上田)自由大学」とその社会的背景は下記URLが参考になると思います。
http://ejiten.javea.or.jp/content.php?c=TmpBeE1EQTI%3D

との問いに対してラボ員が考えました。

[じゅんパパ]
確か...儒学では四書五経(ししょごきょう)と呼ばれる書物があって、その四書の一つに「大学」というのがある?。なぜ「大学」というのか、不思議には思っていたんだけど、調べたところ、その儒学における「大学」の意味とは、
→「大学」とは「大人物になるために」という意味。
「大学」が言いたいことは、「官職に就けば人民が手本とするので、つねに身を修めること」だそうな?。

[藤岡君]
自分はにわ大の「大学」には「大いに学ぶ」という意味があるのかなと思っています。必修科目もなく、好きな時に好きなだけ学ぶことができ、興味関心が少しずつ広がって来ていると思います。みなさんはいかがでしょうか?

[マリオ]
姉妹校以外にも全国に増えている○○大学という取り組み。なぜ「学校」ではなく「大学」という表現が増えているのだろう。

それは、それぞれの活動が地域を生かした活動である事を考えると、地域をキャンパスと捉えたときに一番しっくりくるのが「大学」なのではないのかなと。

キャンパスとは、もともとは「敷地」「フィールド」のこと。そこから転じて、一般に大学の構内のことをいう。大学の建物、図書館、教室棟などがある敷地空間のみを示すだけでなく、そこ集まる学生や職員などが活動し、係わり合う空間や雰囲気全体を指すこともある。とのことです。

まさににしがわというフィールドの中にいろいろなものがあり、人がいて関わりあう空間がありそこで学ぶ。そういう意味での「大学」ではないかと思います。

[じんさん]
なぜにわ大は「大学」なんだろう??

「大学」は、「学校」というカテゴリーの中でも、「研究」という意味合いが強い機関のように思います。(まさに「ラボ」!)

「勉強」と「研究」の相違については様々な意見あるはずですが、私は「研究」のほうが、「問いに対する答えを自分で考えて見つける」という意味合いが強いと思います。
勉強は「どこかにある答えを知る」というところでしょうか。(「「研究」が「勉強」よりエライとも言い切れないですが)

にわ大は、学生さんに「与える」のではなく、「考えさせる」場なんじゃないでしょーか^

と、それぞれの「大学」があるようです。みなさんの考える「大学」とはなんでしょう。


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