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〜あれから1年。ゆるやかにつながる地域コミュニティにできること〜

誰もが無料でうけられる授業。興味、関心のおもむくままに気軽に参加できるのがうれしい。 授業に参加することで、知らなかった人、知らなかったこと、知らなかった場所に出会える。そんな喜びがあるはずです。

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2012年3月10日 (土)
東京にしがわ"減災"ワークショップ(立川市)
〜あれから1年。ゆるやかにつながる地域コミュニティにできること〜

日時
2012年03月10日(土)14:00〜16:30(予定)
教室
立川市幸学習館
所在地
立川市幸町2-1-3
多摩都市モノレール「泉体育館」駅 下車徒歩5分
定員
24名
授業料
無料
先生
市古 太郎(イチコ・タロウ) 首都大学東京 准教授
授業コーディネーター
菱沼 秀行

【授業レポート】

今回の授業は「減災」がテーマ。耳慣れない言葉ですが、従来の「防災」が
災害による被害を発生させないことを意図しているのに対して、
被害をできる限り小さくするためのさまざまな取り組みを指す概念だそうです。

ここ数年の例でも明らかなように、自然災害は常に人間の想像を超える規模で
やってくるもの。それに対して、従来の自治体などによる施策に依存するだけ
ではなく、普段から地域の人々同士の助け合い(共助)の関係づくりをすること
などが減災の考え方の特徴です。

まず、最初は授業コーディネーターの菱沼さんからなぜにわ大の授業として
減災をテーマに取り上げたきっかけなどについてお話がありました。そして、
今日の先生である市古先生にバトンタッチ。先生は多摩ニュータウンなどで減災に
関するワークショップに取り組んでいるそうで、そこでの参加者と今日の授業の
参加者の年齢層の違いにビックリされていました。

続いて、事前に用意してもらった「できますゼッケン」を使って全員自己紹介を
してもらいました。このゼッケンは阪神大震災での教訓をもとに、被災地に赴いた
ボランティア向けに自分ができることを周囲に宣言するために開発されたんだそうです。

仕事に関するスキル、仕事以外で見につけたスキル、趣味など参加者のみなさんが
書いてくださった「できること」はそれぞれ違っていて、個性が出ていました。
また、ゼッケンにできることを書くにあたり、自分は被災地で何の役に立つのかなど
いろいろと考えさせられたというコメントが多かったのが印象的でした。

一通り自己紹介が終わったところで、3つのグループに分かれてグループワークに。
前半は、1年前の東日本大震災を振り返り、自分と家族をどのように守ったのか、
被災地に対してどんな支援をしてきたのかなどを共有しました。みなさん自分は被災地のために
何ができるのか試行錯誤してきたようで、失敗経験などがいくつか出ていたのが興味深かったです。

後半は各グループを「ぼうさいカフェ」「ボランティア本舗」「つながり問屋」と
名づけてテーマについて話し合いをし、最後にグループごとの発表をしました。
近所づきあいの希薄さを克服するために「無礼講の日」をつくろうなどユニークな
アイディアが出されました。

最後に先生から毎年3月はにわ大で防災、減災についての授業をやってほしい、
そのときは学生として参加したいとのこと。いざに備えて忘れずに考え続けて
いきたいですね。

■テーマ
災害時において、地域住民同志、企業、ボランティア、専門家、行政など
様々な人が協働して支えあう「共助」のスタイルを学び、
事前の準備により被害を減らす=減災、の考え方を実践してみる。

■対象者
楽しく「防災」を学びたい方、
ゆるやかにつながる地域コミュニティの災害時対応力に興味関心のある方

■授業について
「減災(げんさい)」って、聞いたこと、あります?

まちづくりの点でも注目を集めつつあることばです。

減災(げんさい)とは、災害時において発生し得る被害を最小化するための取り組み。
防災が被害を出さない取り組みであるのに対して、減災とはあらかじめ被害の発生を想定した上で、その被害を低減させていこうとするもの。そしてその"減災"は、防災まちづくりにおけるひとつの戦略として浸透しつつあるんだそうです。

くわえて、行政の「公助」に加え、一人一人が取り組む「自助」、
そして共に助け合う「共助」の連携の重要性が、
"減災"視点からも増してきているようなんです。


今回の授業では、これらに対する具体的なアプローチとして「共助」を促進するツール「できますゼッケン」の活用と、「共助型"減災"ワークショップ」に取り組んでみます。

「できますゼッケン」は、 被災地や避難所でボランティアスタッフや被災された方々が自分にできることを表明するゼッケン。

神戸での震災の教訓を糧に、地域が抱える社会課題(ISSUE)を、市民の創造力(DESIGN)で解決することに挑戦するユネスコデザイン都市・神戸発のソーシャルデザインプロジェクトから生まれました。
http://issueplusdesign.jp/dekimasu/


そして「共助型"減災"ワークショップ」は、今回の先生である市古さんが、東京にしがわ大学のような"ゆるやかにつながるコミュニティ"の災害対応力にフォーカスして、試行するワークショップです。


3.11、あの日、あなたはどこにいましたか?


都市部を中心とした地域内のつながりが弱くなったと指摘されてから久しい訳ですが、私たちはここ1年、災害時こそ、知らない人達とゆるやかにつながり、共に助け合う「共助」コミュニケーションの重要性をひしひしと感じてきました。

今回の学びの機会が、そんな気持ちの変化や、前向きな行動を育むことにつながり、
東京にしがわでの地域コミュニティ力のここ1年間の"進化"として、みなさんで共有出来たら、と思っています。



■授業の流れ

13:30
受付開始
14:00
-はじめに
-「できますゼッケン」を活用して自己紹介
14:30
-共助型ワークショップ
Step1:全体ガイダンス
Step2:先生プレゼン:共助のデザインを考えるために
Step3:アイスブレーキング
Step4:グループワークI :3.11をふり返る
Step5:グループワークII:活動する市民がつくり出す新しい防災力の可能性
Step6:全体発表
16:00
-まとめ
-記念撮影
16:30
終了予定

■定員・締切
24名 先着順(申込は、3月8日(木)まで可)

■注意事項
カメラ、筆記具、ノートなど必要に応じてご自身でご用意ください。
※学生登録してからお申し込みください。
※ほかの授業への重複申込みは無効となりますのでご遠慮ください。
※授業中に撮影した写真やビデオを、東京にしがわ大学の授業記録や広報などの目的で使用します。何卒、ご了承ください。

先生プロフィール:
市古 太郎(イチコ・タロウ) 首都大学東京 准教授

都市環境学部 建築都市コース都市環境科学研究科 都市システム科学域。
専門・研究分野:都市防災論.災害復興, 事前復興まちづくり。
1972年生まれ。 横浜市役所、日本大学理工学部を経て現職。
阪神・淡路や中越、東日本といった国内の被災地に加えトルコ、台湾、インドネシアでの震災復興調査に取り組む。
その知見を活かして「事前復興まちづくり」を首都大チームとして提案し実践中。
水泳、山登りといったストイックなスポーツが好き。
たまの息抜きは,自宅近くの多摩川で子どもとぼ~っとすること。調布市在住。
http://suika.cus.ues.tmu.ac.jp/ichiko/i_blog/

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