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誰もが無料でうけられる授業。興味、関心のおもむくままに気軽に参加できるのがうれしい。 授業に参加することで、知らなかった人、知らなかったこと、知らなかった場所に出会える。そんな喜びがあるはずです。

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2012年3月 7日 (水)
【高松商店街シリーズ】 想いがつながる町の写真館 (立川市)

日時
2012年03月07日(水)19:30〜21:30
教室
アライ写真館
所在地
立川市高松町2-26-2 MAP
定員
10名
授業料
無料
先生
新井 敏之 アライ写真館4代目
授業コーディネーター
大森 啓史

【授業レポート】

おじいさんから譲り受けたカメラで写真を撮りたい方。
実家が写真館という方。
カメラを持つようになってコミュニケーションをとりやすくなったという方。
散歩のときに持ち歩いているという方。
カメラや写真に対し、さまざまな想いを持った人が集まりました。

>■個人写真
まずは個人写真の撮り方、撮られ方の説明。
授業コーディネーターのケーシーと、
スーツを着ていた女性の生徒さんが被写体となり、説明を受けました。

★ポイント★
・以前は青い背景が基本だったが、デジタルだと顔が青白い印象になってしまうため、グレーの背景が多くなった。
・背景との距離をとったほうが、影がうつりこまなくてよい。
・トップ、ななめ、正面から明かりをあて、レフ板や白い机を使って光を反射させる。
 これは、顔にかげができないようにするため。
 写真館で個人写真を撮る場合、トップに明かりがあるかどうか、確認しましょう。
・姿勢や服装にも気をつかいます。基本は、左右対称になるように。
 肩の上がり方や、首と顔の位置がずれていないかを確認します。
 そして、服のすそを引っぱってしわをとります。
 髪の毛は顔にかからないように、長い人は後ろで束ねましょう。
・「笑ってください」と声をかけると、逆に笑顔を作りづらくなることもあります。
 「かたいですね」というと、うまく微笑むことができるそうです。

■写真の修正
髪がはねているときや影ができてしまったときなど、「どうしても」という場合のみ、
アライ写真館さんでは写真の修正をするそうです。
今回は特別に、目のくまやしわを取るなど大げさな修正をしてくださいました。
どんどん若返っていく様子にみんなびっくりしました。

ちなみに、デジカメが普及する以前は「スポッティング」と呼ばれる作業をしていたそうです。

■集合写真
最後は4人と5人の2グループにわかれて、擬似家族写真を撮影しました。
まずは父親の誕生日祝い、夫婦の結婚記念日など場面を設定し、
主役を真ん中に、パートナーを横に配置します。
この場合、向かって左に男性、右に女性となるのが普通です(お雛様と同じですね)。
そして、後ろに子どもが並びます。

男性は手を握ります。
その際は親指を隠さず、きちんと出しましょう。
女性は手を重ねますが、その際は奥の手が上に来るようにすると、手が小さく見えます。また、奥の足に重心をかけ、手前の足はちょっと内股にするときれいに見えるそう。
教わったとおりにすると本当にきれいな姿になります!

基本スタイルでとった後は、並び方を変えるなど、動きをつけた撮影。
リラックスした、まさにすてきな「家族写真」ができました。


■質疑応答など
・フィルムからデジタルに切り替える際はやはり迷ったそう。それでも切り替えたのは、もうフィルムはなくなると判断したからだそうです。今はデータを送るだけで出力できます。
・データは、PC、ハードディスクなど、3つに分けてバックアップしています。
・昔ながらの写真館であることを大事にしたいので、背景にこだわっているそう。
 手書きの背景は温かみがありました。
・赤目防止機能は、2回目のフラッシュで撮影されるため、タイミングを逃してしまいがち。
 フラッシュをたかないで撮影するほうがいいそうです。
このほか、「七五三の写真など、出張サービスはありますか」など、
時間を超過してさまざまな質問が出ました。


緊張をほぐす話しかけ方、姿勢や服装に対する指示にプロの仕事を感じ、
近所の写真館に行ってみたくなりました!


■テーマ
コミュニケーションと写真の関係について考える、町の写真館について知る。

■対象者
写真に興味がある人、暮らしと写真館の関係に興味がある人。

■授業について
デジタルカメラやカメラ機能付き携帯の普及と共に写真はとても身近になりました。
今や誰でも綺麗な写真が簡単に撮れる様になり、レタッチでいくらでも補正できます。

でも、記憶に残る写真、写真館で撮った写真って何か違うと思いませんか?



大正15年に創業し、立川市の発展と共に歩み続けた町の写真館の歴史を知り、
プロカメラマンさんに話しを聞いて、その魅力を体験してみましょう!
今まで気づけなかった事が見えてくるかもしれません。
カメラの性能や、撮影の技術よりも大切なこと。
コミュニケーションは写真の魅力を引き出します。

さあ、あなたも1枚の写真に思いを込めて、シャッターを切ってみましょう!!



※お願いがあります。(詳細は後日出席者へご連絡させていただきます)
 皆さんお気に入りのカメラをご持参ください。
 (お持ちでない方は別途購入する必要はございません)

■授業の流れ
19:15
受付
19:30
始めに
19:35
自己紹介 (あなたとカメラとのエピソード)
19:50
先生の紹介・エピソード、アライ写真館の成り立ち
20:10
写真館で個人写真を撮ろう!集合写真を撮ってみよう!!
(先生のワンポイントレッスン、素敵な記念写真の撮り方)
21:10
感想
21:20
先生からの振り返り
21:25
写真館で記念写真・片付け
21:30
終了
※授業内容により、多少時間が前後する場合が御座います。

■持ち物
お気に入りのカメラ(コンパクトカメラ、携帯のカメラも可)
メモ帳、筆記用具は必要に応じて、各自でご持参ください。

■定員・締切
10名 (応募者多数の場合は抽選。2月29日申し込み締め切り予定)

■注意事項
※学生登録してからお申し込みください。
※ほかの授業への重複申込みは無効となりますのでご遠慮ください。

先生プロフィール:
新井 敏之 アライ写真館4代目

1981年立川生まれの30才。国家資格である一級写真技能士を持つ。 東京工芸大学芸術学部写真学科卒業後、都内の広告代理店に勤め、撮影技術だけではなく、フォトショップやイラストレーター、動画編集など デジタル業務も担当。2008年より家業であるアライ写真館を手伝う。 立川観光協会と契約し、立川の四季やイベント、発展していく様子を撮影している。

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