05 授業に参加

トップ > 授業に参加 > 土いじり隊 入隊体験!(あきる野市)

誰もが無料でうけられる授業。興味、関心のおもむくままに気軽に参加できるのがうれしい。 授業に参加することで、知らなかった人、知らなかったこと、知らなかった場所に出会える。そんな喜びがあるはずです。

これまでの授業レポート

授業一覧

2013年3月23日 (土)
土いじり隊 入隊体験!(あきる野市)

日時
2013年3月23日(土)9:30〜15:00
教室
小庄の畑
所在地
あきる野市五日市
定員
10名
授業料
無料(ただし、昼食代として500円)
先生
じゅんパパ
授業コーディネーター
山下真央

【授業レポート】
※授業の様子はFBアルバムにてご覧いただけます。

JR五日市線の終点駅、武蔵五日市駅に朝9時半に生徒の皆さんが集合。
秋川沿いに三分咲きほどの桜を見ながら今回の教室である小庄の畑まで歩いて移動しました。

畑に着いたら、この畑で活動をしているにわ大のサークルの「土いじり隊」のメンバーとお互いに自己紹介をしました。

土いじり隊の隊長で今回の授業の先生でもある「じゅんパパ」から土いじり隊が何故始まったのか、1年間の活動内容などのお話がありました。

きっかけは2011年8月の授業「1日体験 -にしがわで田舎くらし-」でお世話になった団体「花咲き村」がこの畑を管理していたという巡り合わせでした。

土いじり隊の1年間の活動としては、先生が居らず、隊員みんなが調べた知識を元に、試行錯誤しながらの活動でした。畑に植えた種が芽を出したものの、
種から出た芽なのか雑草の芽なのかが区別がつかず、雑草と勘違いをして抜いてしまったこともありました。

ひととおり話をしたところで、農作業へ入ります。
まずは、収穫時期を迎えており、本日の昼食の食材ともなるのらぼう菜の収穫です。

このあたりから、じゅんパパ先生が教えるというよりは、土いじり隊隊員の「たぶんこうなはず」という事前に調べた知識を元に、隊員と参加した生徒が作業をしていくというスタイルになっていきます。

のらぼう菜の収穫は、伸びた茎の上からこれくらいのところを横に折って収穫します、という目安を元に、みんなでたくさん育ったのらぼう菜を収穫します。

収穫されたのらぼう菜は、お昼ごはんに食べるために調理され、食べきれない分は参加した生徒の皆さんのおみやげとなりました。

最終的に、のらぼう菜は一部を残して、根っこごと収穫しました。
そして作物のなくなった畝に残った雑草を取り除き、新しい畑にするための開墾作業に入ります。

先生から畑を耕す普通のクワと、三又のクワ、大きい三又のクワの違いの説明があり、ついさっきまでのらぼう菜が植わっていた畝を耕します。
途中から耕運機も使い、深く深く耕しました。耕運機の耕作をしている生徒の皆さんの楽しそうな笑顔が印象的でした。

続いては、午後に植えるジャガイモのエリアへ。
すでに耕されているところを先生が耕運機で再度掘り返します。
すっかり掘り返されてやわらかくなったエリアを、3列の畝に分けます。
畝の谷から上にクワで土を上げて、高い畝を作ります。

畝ができたら、黒くて長いビニール「黒マルチ」を畝に敷きます。
黒マルチの幅は95センチなので、畝の高さや幅を調整します。
土いじり隊も、初めてのマルチ敷きなので、試行錯誤しながら作業が進みます。
1つ目の畝ができたところで、午前中の授業は終了です。

調理チームが用意してくれた「のらぼう菜の肉うどん」「チクワやカニカマの入ったのらぼう菜のおひたし」「のらぼう菜のミモザサラダ」を生徒・先生・
隊員・スタッフみんなでいただきます。

山のようなのらぼう菜とおうどんをゆで続けてくれた調理チームのみなさん、ごちそうさまでした。

じゅんパパ先生の三線の音色をBGMに休憩時間も生徒の皆さんと隊員の楽しい会話が続きました。

お昼の休憩が終わり、最初の作業は、じゃがいもの種いも作りです。
芽の出ているじゃがいもを芽のあるところを見て、2つや3つに切ります。
切り口は草木灰をつけて乾燥を防ぎます。

並行して、残りの2つの畝を調整して黒マルチを敷き、種いもを植える穴を作ります。

穴を掘りながら、すぐに種いもを入れて土をかぶせてしまい、穴すら掘っていないのか、すでに種芋が植わっているところなのかがわからないくなるなど、試行錯誤が続きますが、じゅんパパ先生はサンシンを弾いて、みんなの気分をなごませます。

すべての種いもが植え付けられたところで作業は終了です。
農作業で使ったクワやカマやレーキをすぐ近くの川で洗い、置き場にしまい、授業のまとめに入ります。

参加された生徒からは、収穫したその場で食べられるのが良かった、プランターなどはやっていたが広い畑の作業は楽しかった、またこの畑に来てみたいなどの感想がありました。

体力的にはきつい作業もあったかもしれませんが、土いじり隊の前向きで、隊員がそれぞれできる範囲で協力し合っている、お互いに支えあう姿勢が感じられた
授業だと思いました。

最後に、授業が終わった後に、参加された生徒が携帯を手に輪になって、楽しそうに会話されていたのを見て、参加者にも楽しんでもらえたのかなと感じました。


※これまでの土いじり隊の活動の様子はこちらからもご覧になれます。
土いじり隊ブログ http://tokyo2chi12ri.blog.fc2.com/


■テーマ
土いじりを楽しむ。

■対象者
農作業をやってみたいけれど、これまで機会がなくて・・・という方。

■授業について
土いじり隊の活動は、2年目を迎えます。でも、まだまだわからないことだらけ。
指導者はいません。各々が情報を持ち寄り、皆で話し合って作業をするおかげで、失敗も沢山。
でも、そこにまた別の魅力があるのです。月2回の"定例活動"をしながら少しずつ仲間を増やし、口コミで集まった隊員は、現在30名ほど。なかには仕事等の都合によりなかなか参加できない方もいますが、子どもたちも一緒に土いじりを楽しんでいます。

この時期、畑は新しいシーズンのはじまりで大忙しです。
でも「耕して、植えて、収穫して、食べる」一連の作業ができるチャンスです。
みなさんにお手伝いいただきながら、農作業の楽しさと土いじり隊の魅力を実感してください。



※この授業は、農作業の技術的・専門的な知識を学ぶものではありません。ご注意ください。
 また、天候や作業具合によって、スケジュールを変更する場合もありますので、ご了承ください。
※雨天の場合は内容を変更し、近隣の団体が主催するイベントに参加する予定です。
詳細は、当選者に改めてご連絡します。

■授業の流れ
9:30
JR五日市線 武蔵五日市駅 集合。その後、会場へ移動します。
10:00
オリエンテーリング
11:00
耕してみる。植えてみる。
12:30
収穫してみる。(のらぼう)
13:00
青空レストラン 開店
14:00
遊んでみる。
15:00
記念撮影・終了

■持ち物
汚れてもいい服装
飲み物
軍手、タオル等作業に必要なもの
※まだ春先で寒いため、防寒対策を忘れずに。
※長靴をお持ちの方は、持参ください。

■定員・締切
10名(応募者多数の場合は抽選)
3月15日(金)申込締切

■注意事項
※学生登録してからお申し込みください。
※最近HotmailやGmail等のフリーメールからお申込みいただいた方で参加のお知らせをお送りすると「迷惑メール」フォルダに自動的に入ってしまい、気づかずにご参加いただけなかった方が増えています。本授業をフリーのメールアドレスからお申し込みいただいた方はご注意ください。

先生プロフィール:
じゅんパパ(土いじり隊 隊長)

埼玉県生まれ沖縄育ち、東大和市在住。当時、にわ大の一般学生登録第一号!そして初参加の時にスタッフ志願をし、開校準備段階から運営に関わる。2012年4月、本授業コーディネーターの山下と一緒に「土いじり隊」を立ち上げ、にわ大で出会った仲間たちとともに土いじり活動を始める。

授業一覧