2014.03.10 (月)
大学ってなんだろう
今回のテーマはラボ長、藤岡君による問いを考えます。
東京にしがわ大学は「大学」と名乗っています。東京にしがわ大学における「大学」とは何を意味しているのか?なぜ「大学」なのか?みなさんのお考えを伺いたいです。
学校教育法上は文部科学省の許可を受けないと大学と名乗れません。防衛大学校もあくまでも「大学校」であって「大学」ではありません。
しかし、日本国内では1920年代の信濃(上田)自由大学など学校教育法に基づかない「大学」が各地に存在しています。東京にしがわ大学もその1つと位置付けられます。成り立ち、運営方法も多様であり、それぞれの取り組みで「大学」という名前に込めた思いは違っているのではないかと思います。
そこで1つ原点?に立ち返り、東京にしがわ大学における「大学」とは何を意味しているのか?なぜ「大学」なのか?を考えてみたいです。
たとえば、
・大人も学ぶ場
・いろいろなテーマを持った先生と授業がある
・なんか大学ってインテリになれた気分。かっこいい
などなど各自が考えを自由に発信し、関わる学生、スタッフが何か考えるきっかけになればと思っています。いかがでしょうか?
※「信濃(上田)自由大学」とその社会的背景は下記URLが参考になると思います。
http://ejiten.javea.or.jp/content.php?c=TmpBeE1EQTI%3D
との問いに対してラボ員が考えました。
[じゅんパパ]
確か...儒学では四書五経(ししょごきょう)と呼ばれる書物があって、その四書の一つに「大学」というのがある?。なぜ「大学」というのか、不思議には思っていたんだけど、調べたところ、その儒学における「大学」の意味とは、
→「大学」とは「大人物になるために」という意味。
「大学」が言いたいことは、「官職に就けば人民が手本とするので、つねに身を修めること」だそうな?。
[藤岡君]
自分はにわ大の「大学」には「大いに学ぶ」という意味があるのかなと思っています。必修科目もなく、好きな時に好きなだけ学ぶことができ、興味関心が少しずつ広がって来ていると思います。みなさんはいかがでしょうか?
[マリオ]
姉妹校以外にも全国に増えている○○大学という取り組み。なぜ「学校」ではなく「大学」という表現が増えているのだろう。
それは、それぞれの活動が地域を生かした活動である事を考えると、地域をキャンパスと捉えたときに一番しっくりくるのが「大学」なのではないのかなと。
キャンパスとは、もともとは「敷地」「フィールド」のこと。そこから転じて、一般に大学の構内のことをいう。大学の建物、図書館、教室棟などがある敷地空間のみを示すだけでなく、そこ集まる学生や職員などが活動し、係わり合う空間や雰囲気全体を指すこともある。とのことです。
まさににしがわというフィールドの中にいろいろなものがあり、人がいて関わりあう空間がありそこで学ぶ。そういう意味での「大学」ではないかと思います。
[じんさん]
なぜにわ大は「大学」なんだろう??
「大学」は、「学校」というカテゴリーの中でも、「研究」という意味合いが強い機関のように思います。(まさに「ラボ」!)
「勉強」と「研究」の相違については様々な意見あるはずですが、私は「研究」のほうが、「問いに対する答えを自分で考えて見つける」という意味合いが強いと思います。
勉強は「どこかにある答えを知る」というところでしょうか。(「「研究」が「勉強」よりエライとも言い切れないですが)
にわ大は、学生さんに「与える」のではなく、「考えさせる」場なんじゃないでしょーか^
と、それぞれの「大学」があるようです。みなさんの考える「大学」とはなんでしょう。