学長日記

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2011.03.27 (日)

4月授業申し込み開始

4月の授業、申し込み開始しました。
 
今回の授業は、全て【特別授業】です。
震災後、3月の授業を全て中止し、当初予定していた4月の授業も全て白紙に戻しました。
そして、職員間でいろんな話をした中での今回です。
  
授業コーディネーターのみんなの「いまできること」が授業になっています。
 
ご参加いただければなによりです。

【4月授業詳細】

2011.03.22 (火)

できること

東北関東大震災から11日が経ちました。
 
不足する物資、入らない情報、支援の手が届かない地域、さらに原子力発電所の事故。
被災地の方々を思うと、多くの方がそうであるように、わたしとしてできることをと思います。
微力でもいいから。
 
同時に「にわ大としてできること」を考えました。
 
おしらせでお伝えしたように、4月の授業は開催を決定しました。
職員で話し合った結果です。
 
この様な状況で開催することが果たしていいことなのか、職員間でもいろんな意見がありました。
ほかにも賛否両論あると思います。
 
それでも、
「にわ大にしかできない授業」をやることが、
「にわ大としてできること」なんだと。
 
 
授業は近日中にお知らせする予定です。
ご参加いただければなによりです。
 

2011.03.22 (火)

奉仕

今日、立川高校1年生の「奉仕」の授業の一環として、にわ大の話をさせてもらいました。弟よりも年下のひとがたくさんいる中で話すのは、いつもとちがう緊張感がありました。
それでも、伝えたいことは話せたと思います。
 
都立高校では、5年前から「奉仕」の授業が必須科目になっているそうですが、このお話をいただいた時、「奉仕」という単語がすこしだけ気になりました。
 
にわ大は「奉仕」なのかな。
 
奉仕とは、「誰かのためにつくせること」です。
にわ大の活動はすこしだけちがうと思っています。
・・・いや、ちがうのではないですね。
「それだけではない」 が正しいです。
 
「誰かのためにつくせる」というのは、とても素晴らしいことです。
そしてそれが「お互い」だったらもっと素晴らしいです。
 
にわ大が、そんな人間関係を結べるきっかけになればなと思っています。
 


2011.03.21 (月)

立川高校

明日、立川高校1年生のみなさんに、にわ大の話をしてきます。
 
現役の高校生の方に、にわ大の話をするのは初めてです。
とてもとても緊張します。
 
ただ、今回の震災でコミュニティの重要性を再確認したからこそ、伝えたいことがたくさんあります。
緊張するけど、わたしなりのことばで話そうと思います。
 
んー、でもやっぱり、どきどきしてますね。
 

2011.03.17 (木)

情報を吟味すること

東北関東大震災の福島第一原発報道が連日されています。
この報道および現状自体に思うところはあるけれど、ひとつだけ。
 
日本は世界唯一の戦争被爆国です。広島、長崎、悲惨な歴史があります。
 
わたしの祖母は長崎の人で、被爆者です。
わたしは被爆3世になります。
 
それでわたし自身の健康状態に障害は現れていませんが、幼いころから祖母は体験を話してくれました。
「ああ、それってすごくいやだな。悲しいな。」
と思ったのを覚えています。
 
原子力発電所の事故が、どれだけの人と地域に被害を及ぼすか、実際の数字が出ていない今では書くことはできませんが、その被害は大変なことです。
 
現在、福島第一原発で動いてくれている 自衛隊の方々、東京電力の方々、警察機動隊の方々はほんとにいのちをかけていると思います。
 
映像を観ながら「ここまで多くのリスクを持ちながら進めるのはなぜ?」と思ってしまいます。
 
情報が溢れている現代。
ひとつのことを判断するためには、100の情報を吟味して、いままでの歴史もしっかり見て、そこから自分の判断をしていかないといけないな と感じました。
 

プロフィール

東京にしがわ大学
三代目学長
伊藤恵梨

三重県出身。学生時代に御岳山に出会い、御師集落の取材・研究活動を開始。2013年から毎年、にわ大でも御岳山の授業を実施中。七福神めぐり、風景印集めなど、何かをめぐり(収集)しながら地域のよさを見つけるのも好き。だれでも、いつでも、お帰りなさいで迎えられる、あたたかい学びの場を目指します!

東京にしがわ大学
二代目学長
西川義信

ITをつかって・つくって・つなぐ人。滋賀県甲賀市出身、国立市在住。茶畑広がる田舎で育つ。自然と食を中心にコミュニティづくりに取り組む。にしがわで多彩な人々の多様な関わりがあり、豊かなくらしのひとつに東京にしがわ大学があるよう日々奮闘中。

東京にしがわ大学
初代学長
酒村なを

立川の米軍ハウスという「人のつながり」を強く感じるにしがわの「長屋」で生まれ育つ。立場やバックボーンの違う、多種多様な人々すべてが集える「場」を作りたいという熱い思いを胸に、日々奔走中。

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