2018.11.18 (日)
リアル東京にしがわ大学を振り返る その8
リアル東京にしがわ大学が終わって、早1か月。
私は、あの後、毎週のようにあきる野に通っている。
懇親会に差し入れをしてくれた方にお会いしたり、当日取材してくれた記者さんと意気投合して、ホームパーティに遊びに行ったり。
そして、昨日(11/17<土>)は、リアル東京にしがわ大学の授業の一コマを担当してくれた、ごえん分校さんでの勉強会にお邪魔し
「東京にしがわ大学と考える地域のコミュニティ!」というテーマでお話しする機会をいただいた。
ごえん分校さんの拠点でもある、五日市駅前の商店街の一角に位置する壱番館で、にわ大の歩みとあきる野の関係、現状などを紹介した。
その後、地元の皆さんに案内いただきながら街を歩き、そこから得たヒントを元に
五日市を舞台にしたにわ大の授業の企画を検討。
「スマホで映画をつくろう」
「花火を上げよう」
「祭りから学ぼう」
などなど、自分が生徒(参加者)としても出てみたい企画がたくさん生まれた。
でも、何より嬉しかったのは、リアルにわ大をきっかけに、ごえん分校さんが一緒に企画をする機会をくださったこと、リアルにわ大に参加してくれた方から3人が続けて顔を出してくださったこと。
じわじわと、そして小さくではありながらも、リアルにわ大をやったからこそ生まれたつながり、関わりが広がったように感じられる時間だった。
今回のリアルにわ大もそうだが、にわ大は、一つ一つの授業やイベントを通していろんなきっかけを作って、そこで人や街がつながって、時にはその出会いから転職や結婚してしまう人も生まれたりして、9年続いてきた。
そんな授業やイベントをつくるに当たって、今のにわ大は、運営できる人がいない状況に直面している。
企画を検討する人、振り返りをする人、動きが止まっていたら声をかける人......。
これまで、こういったことの積み重ねでにわ大が続いてきて、たった1時間の授業でもその前後にいろんな人が時間を割いてきたからこそ、
いろんな広がりが生まれる授業ができたのだと思うが、それが、今、できない。
にわ大を応援してくれ、励ましの言葉をかけてくれている人に対しては、とても心苦しいが、
今のにわ大には、運営できる人がおらず、リアルにわ大が終わってからも反省会もなく、運営会議が開かれない状況が1か月続いている。
これまで、多くの人が心と時間をかけて、続け、広げてきてくれたものを自分たちのアイデアを足したり引いたりしながら、より良い形にできるように受け継げているのかどうか。
重い腰を上げ、ようやく、運営会議の日程が決まり、近日中に開催されることが決まった。
私たち運営メンバーは全員ボランティアで、お互いに拘束力もないが、そんな中でも、何かいいやり方はないだろうか。運営メンバーはそれぞれ力はあり、自分の授業やイベントを持って、つながりや広がりを生み出しているのだから。その力を少し、にわ大のために使うことはできないか。また、今からでも、自分の力をにわ大のために使ってもいいという人はいないだろうか。にわ大を好きでいてくれる人たちに、にわ大に力を貸したいと思ってもらえるように、残り1年、進めていきたいと思う。
文:伊藤恵梨
2018.11.16 (金)
リアル東京にしがわ大学を振り返る その7
東京にしがわ大学に関わる人たちの優しさを感じる一日になりました。
家庭科授業が参加者不足なりそうになり、「有料になりますが参加していただけます?」と年配の男性の方にお願いしたところ、快くエプロン姿で台所に立っていただきました。開校当時の職員の方からのボランティア希望の応募がありました。スタッフ以外の方が夏前からずっと手伝ってくれた、手ぬぐいを提供してくれた方、フライヤーの協力をしてくれた方、当日の授業開催に協力してくれた方々、忙しい中顔を出しに来てくれた方々。来場者数を20数人程度と予想していたにもかかわらず、40人を超す人たちにお越しいただいたこと。にしがわ大学にかかわる人々の優しさが身にしみました。
同時に「参加費の明細がどこに掲載されているかわからない」「日曜日は授業ないの?」「ボランティアも参加費が必要なの?」など、告知不足周知不足がたくさんありその対応に間に合わないまま皆さんと顔を合わすことになり、心苦しかった一日でもありました。スタッフ会議で開催内容をもっと細部まで詰めるべきだったのか、もっと多いスタッフ数で協議をすればわかったことなのか、なんて思ったりもしました。しかしどこかに「やれることは精いっぱいやった」という気持ちも。
今のにわ大の運営は協議を繰り返し方針決定し、それに向かって進めるというよりも、個々に判断しながら横並びで行動していく電池の並列接続のような動き方が似合っているのかも知れません。個々の充電量にばらつきがあるため、多少心細い歩き方になることはあるけれど、いまのにわ大はそういうものなのだと、周りに皆さんが理解していただけたらありがたいと思います。そんな見方をすれば、今回のリアル東京にしがわ大学の運営はちょうどよいちから加減で開催できたと思います。そしてこれからのさまざまな運営もこのくらいの加減で進めた方がよいのかなと思ったりします。
現在のスタッフ8人はみんな良い意味で、おせっかいで、興味あることへの好奇心が強く、何かやりたいというパワーを持った人間たち。そんな人たちが同じ方向を向いて立っているけれど、横を向いて話そうとするとなにか話にくい、そんな空気が少し前までありました。でも今回のリアルでなんか少し変わったような気がします。並列になって、ものごとを進める手法を覚えたのかもしれません。
こんなスタッフも任期はあと一年。このブログを目にとめてくれている人は少ないと思うけれど。そこのあなた、2019年秋から東京にしがわ大学のスタッフをやっていただけ
ませんか?会社とも家庭とも、恋人と過ごす時間とも違った不思議な感覚の時間を過ごせます。案外楽しいですよ、好きなことやりたいことを並列になってやってみるって。
いかがでしょう。
翌日昼間のラウンジ 昨日の賑やかさにくらべると とても穏やか。
文:まついのぶお
2018.11.16 (金)
リアル東京にしがわ大学を振り返る その6
リアルにわ大を終えて一番の感想は、なぜだかにわ大というのは注目されてるのだなぁ、ということ。
今回、参加登録の事前受付もした。でも当然ながら、みんなが前々から来ることを約束してくれるわけなんてない。一週間前くらいに「ちゃんと人が来てくれるかなー」なんて声がスタッフの間から出てたかもしれない。
それでも開催前日やら前々日になって、申込が増えてきていることをメンバーから聞くと、なんだか気持ちは高まる。
そして当日。
事前申込の方がぞくぞく来る。申し込んでない方も、「少しね」と言いながら遠くから来てくれたりした。
驚いた。やっぱり来てくれたなんて気持ちはない。
期待されてるのか、心配されてるのか、楽しみなのか、賑やかしなのか、それも本当はわからない。
それでもやはり注目されているのは、とてもありがたいことです。
正直、私はあまり準備に関わらなかった。
10月になって、ここを埋めれば漏れがなくなるというところを見つけて、ちょっとお手伝いをしたくらい。
でも、当日は授業コーデで教室に張り付くスタッフを横目に、しろやまテラスをあちこちと動き回った。
夢中で手を動かす生徒さん、真剣に話を聞く生徒さんの姿を見て、うれしかった。
こんな時間がもう少し続くといいなと思った。
参加したみなさん、リアルを作ってくれたスタッフのみなさん、ありがとうございました。
文:じん
2018.11.14 (水)
リアル東京にしがわ大学を振り返る その5
本当のキャンパスを持ってみたらどんなことが起こるんだろう?
8周年イベントの会場を探している時、ひょんなことで知った戸倉しろやまテラス。
いつかここで授業をしたいな、と思っていたけど、いっそ丸ごとかりて、1日キャンパスつくってみれないかな〜という悪巧みから始まった今回の企画。
最初は8周年と絡めてというわけでもなくスタートしたのですが、
結果として立ち上げから関わってくれた人、最近活動に参加してくれている人、いろんな人の支えで開催することができました。
準備の段階でも様々なことがあったけれど、私は「自分が楽しいこと」をついつい猛進するため、
実行委員メンバーにはいろいろ迷惑をかけたと思います。
それでも、これまでの、にわ大の学生と、新たにきた参加者とのつながりがうまれる場に立ち会えて、
1日中うれしくて楽しくてたまりませんでした。
8年目ということで、末広がりに、これから残りの1年間何しようか、どんなことを楽しもうか、
東京にしがわ大学を軸に、にしがわでやりたいことを、また悪巧みをしていきたいです。
文:ふぁんふぁん
2018.11.08 (木)
リアル東京にしがわ大学を振り返る その4
時の流れの速さに戸惑いを禁じ得ない日々を過ごしていますが、開校8周年記念『リアル東京にしがわ大学』開催に向けてたこ8メンバーで打ち合わせを始めたのが5月でした。
私にはそのころにわ大に限らず他の会合でも次のような自覚症状が感じられるようになってまいりました。
打ち合わせや会議の形態にもよりますが、皆さんが発言されている声はしっかりと聞こえるのですが、何を話しているのか聞き分けづらくなり、発言の趣旨が理解しにくくなっていました。
発言された方に何度も聞き返すのは失礼になるので何とか理解するよう心掛けていましたが、リアル授業における細かな決め事や準備の打ち合わせにはついていきにくいと感じるようになっていました。
そのころ、にしがわ大学の継続について方向性だけでも出して8周年に臨みたいと考えていましたので、リアル授業開催の会場や具体的な方策などについて協議するようになってから、私自身の考え方がまとまらずにいましたので次第に発言を控えるようなりました。
そのような訳で、リアル授業の打ち合わせにはほとんど参加せず皆様方には大変申し訳なく思っています。
年齢が原因だと思いますが、体力の衰えの症状があちこちに出てきて寂しい思いをしています。
その後、たこ8メンバーによる情報交換や協議内容についてface bookで拝見し、皆さま方が熱意を持って取り組んでいる様子を拝見するだけにとどめていた次第です。
たこ8チームにおいてはリアル授業開催という目標とコンセプトが決まってから、取り組み姿勢に熱いエネルギーと1体感が感じられ、私自身もワクワク感が芽生えてきましたので必ず成功するだろうと確信していました。
そして当日を迎えましたが、私の参加は1日目が午後2時から、翌朝の6時には会場を後にしましたので、私の見解や感想を述べるのはおこがましく感じていますので控えさせていただきます。
私が現在感じていますのは、にわ大の今後のあり方や継続対応について、たこ8メンバーの中でも捉え方が混線しているように感じられています。
これから最も大切なことは、『東京にしがわ大学』を次の世代にしっかりと継承していくことが我々の役割と責任であると考えています。
昨日、学長からこれからの打ち合わせは事前に各人の考え方を提出し、効率よく協議していこうとの趣旨が伝わってまいりました。
大賛成です。
前向きで忌憚のない意見交換をしてまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
文:カルさん