01 にわ大って
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「にわ大」とは「東京にしがわ大学」の愛称。自然が豊かな多摩地域を舞台に、学びでつながるコミュニティ。 みんなで気持ちよく過ごせる「庭」みたいな学校をめざしています。
ごあいさつ
2010年10月にはじまった東京にしがわ大は、7年目に突入しました。
多摩地域の30市町村をキャンパスに見立てた学びの場として、
学生登録者数は3,500名を数え、実施した授業・イベント数は
200近くになりました(2016年10月現在)。
また、にわ大に参加していた人の中には、
にわ大を「卒業」して自分により身近な地域、身近な課題をテーマに、
にしがわや日本各地で活躍している人もたくさんいます。
にわ大のプラットフォームを超えて、人のつながりや学びの楽しさが広がっていることは、
何より喜ばしいことです。
市民活動やNPO活動では、継続がひとつの課題ですが、
にわ大は多くのみなさんの支えがあって、今日まで活動を続けることができています。
授業やイベントを作るにあたっては、事前の準備から当日まで、
さまざまな形でたくさんの人が仕事や家庭を持ちながらのボランティアで携わっています。
そんな、たくさんの想いが集まって続いてきたのが、今のにわ大です。
7年目に入るにあたり、にわ大の方向性を検討しましたが、答えとして出たことは、
にわ大を継続したいということと、方向性は変えずに学びの場を広げていきたいということでした。
学びの深さや広がりはその人の状況によって異なってきますが、
大事にしたいことは、知識の学びだけではなく、
人のつながりや自分が暮らす地域への愛着が広がっていくきっかけをつくっていくことです。
そして、活動初期から参加してくださっている方も、初めてこのサイトを見てくださった方も、
誰でも気軽に参加できて、いつでもふらっと立ち寄れる、
多摩地域の「庭」のようなあたたかい場所を続けていきたいと思います。
2016年10月吉日
東京にしがわ大学 3代目学長 伊藤恵梨
わたしは、茶畑広がる山に囲まれた地方で生まれ育ちました。
そんな私も20代に上京して都内に住み、日々満員電車で都心へと通勤し、
田舎が恋しい生活を送っていました。
今では縁あって、仕事も住まいもにしがわに移し15年が経ちます。
東京にしがわ大学が活動する多摩30市町村は、
都心部から自然豊かな地域へのグラデーションがとても心地が良い場所です。
そこには、様々な地域の魅力があり、多彩な人たちが暮らしています。
沢山のコミュニティや複雑なつながりが生まれる中、
他との違いを発見し楽しみ認め合うことで、
より豊かな暮らしをおくることができると思います。
豊かな暮らしには、幸福感が必要です。
幸せを望むとき、その周辺の幸せも大切です。
個人が家族の幸せを考えるように、
隣人や住まう地域、さらには広く社会について考えることも必要でしょう。
変化する社会において、学びは重要です。
他の尊重には理解が必要で、気付き学ぶ事から始まります。
主体的な学びは個人のためだけではなく、よりよい社会の形成につながります。
ひとりひとりの想いと行動を大切に、
あなたらしい学びと関わりが生まれ、
みんなの暮らしと社会が豊かになるきっかけになることを願い、
活動を続けていきたいと思っています。
2013年10月吉日
東京にしがわ大学 第2代学長 西川義信
今回、東京にしがわ大学開校に向けて私が大切にしていることや大学に込めた思いを、
ここで少しだけ書きたいと思います。
私は立川で生まれ、高松町の米軍ハウスで育ちました。
庭が向き合う家が並び、それぞれの生活感が程良く感じられ、心地よい交流があり、
近所のこどもをみんなで育てているようなコミュニティです。
今でも、新しい世界へ飛び込む時や迷いや悩みを抱える時、自信を持って先に進めるのは、
ハウスでいつも感じていた"受け入れられている"という安心感があるからです。
私はその安心が家族や友人、近所だけでなく、街にたくさんあって欲しいと思います。
そして、もうひとつ大切にしていることが"その人らしさ"。
いろんなことにその人らしく関わり、心地良い場所をその人らしいやり方でつくること。
そうしてつながる人たちは、魅力的な街をつくっていけると思います。
それぞれを受け入れ、その人らしくつながる。そんな新しい広がりをこの多摩地域でつくっていきたいです。
東京にしがわ大学は、そんなコミュニティづくりを、
街全体をキャンパスにしユニークな学びの場からサポートしていく活動です。
学びの場を通じてつながる個々が大切だと考えています。
私たちの趣旨をご理解いただき、ぜひみなさまのご支援、ご協力をお願いいたします。
東京にしがわ大学に少しでも興味を持ってくれた人と一緒に、
街をもっとたのしく心地良くしていきたいと思っています。
2010年10月吉日
東京にしがわ大学 初代学長 酒村なを