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誰もが無料でうけられる授業。興味、関心のおもむくままに気軽に参加できるのがうれしい。 授業に参加することで、知らなかった人、知らなかったこと、知らなかった場所に出会える。そんな喜びがあるはずです。

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2018年3月 3日 (土)
ヒューマンライブラリー「東京にしがわ文庫」(東村山市)

日時
2018年3月3日(土)13:00-16:00
教室
あいばこ(東村山市栄町3-2-5エスパース久米川102)
アクセス
西武新宿線久米川駅から徒歩7分
定員
8人
授業料
無料
協力
高田光一(ブックオブ・りーふぐりーん代表)
先生
Apo、タムラトオル、フレイク、p0p0バルーン
授業コーディネーター
涌井蕗子、松本健、山本岳史

・授業レポート

2018年3月3日(土)13:00-16:00
開催場所 あいばこ(東村山市)
ヒューマンライブラリー「東京にしがわ文庫」
先生(本=Book役)4名
スタッフ 4名
生徒 4名

ヒューマンライブラリー(以下HL)というと、少数派や社会的弱者に対する偏見を対話により相互理解を深めていく、といったイメージが強い。
今回の授業では上記のようなイメージと少し切り口を変え、特色ある人生を送っている人が、その中から得た楽しい出来事のお話をしていただくといった企画。
話をしてくれる人(ここでは本)と、それを聞く人(ここでは読み手)。今回は本4冊に読み手がスタッフを交えて8人。それぞれ一回30分の「対話」を三回開催した。

私が最初に読ませていただいたの本は「フレイク」さん
関わってきた仕事や人のこと、趣味のことを自身の生い立ちもまじえ30分ほどお話いただく。読み手は否定も肯定もしないのがルール。
それだけに、話に深く聞き入ってしまう。決められた30分がすぐに終わってしまった。

二冊目が「アポ」さん
大道芸人?パプアニューギニア?そば屋!つっこみどころ満載なうえ、人生のターニングポイントでなぜその判断をしたのか質問したい気持ちが強くなる。
しかしそれをぐっと我慢して聞いていると、少しずつその判断に理解できてしまう不思議さ。こちらは気がついたら30分以上の時間が過ぎていた。
のこり二冊の「本」を読めなかったのが残念だった。
(まつい)

(*時間の関係で全部の「本」を読めない流れだったので、以下授業コーディネータで補足)
「p0p0」さん
アルバイトからはじめて、世界大会で優勝する、まさに好きこそ物の上手というイメージ
私もバルーンアートをやっていて楽しさは知っていたが、p0p0さんの話を聞いたり写真を見て自分が見ていたバルーンの世界はすごく小さかったと実感した。
ゴムのおもちゃが人を感動するツールになることを改めて知った。

「タムラ」さん
全身タイツの彼が開口一番「もしよかったら、つけてください」と腕につけるタイツを手渡してくれた。
ほどよく腕をしめつけ、すべすべとした肌ざわり・・・・なんとなくHLの対話は始まり、全身タイツをする理由、
コミュニケーションツールとして有用な点などを聞いた。素朴な疑問は「全身タイツでコンビニ行く人はいるんですか?」
事前に持っていた全身タイツの人とは話が合わないかも?という心配事はいい意味で打ち砕かれた。


全体を通して・・・
・HL=障害、生きにくさという日本のHLのイメージから、すこしデンマークの元々のイメージに近い形にしたかったので、
障害というより、自分らしく楽しく生きている人を本に選べて自分にとっても参加者にとっても、HLがより身近になったのかなと思う。
・「本は表紙だけで判断できません」というRonni Abergel氏の言葉も体感できたと思う。
・会場の「あいばこ」、本役の皆さんがとてもユニークで「にわ大」ならではの授業だった。本役同士の交流もいくつか生まれて、今後の展開が楽しみだと思った。

当日の様子

image1.jpeg

■テーマ
自分の好きな自分で生きよう! 「ヒューマンライブラリー」で「本」を読んでみる。「本」を読んで、いろいろな生き方に触れ、考える。

■対象者
ヒューマンライブラリー、にわ大に興味がある人

■授業について
「ヒューマンライブラリー(human library)」を知っていますか?

ヒューマンライブラリーとは、人を「本」に見立てて読者に貸し出す図書館のことです。

2000年にデンマークで始まり、現在、世界70カ国以上に広がっています。
※海外でのヒューマンライブラリーの様子

貸し出すのは、「本」となる人(先生)の時間(30分)です。
今回は、4人の「本」から選び、物語を読むことができます。
物語は、「本」と読者によって紡がれていきます。
読書中、質問があれば直接「本」に聞いてみてください。

ヒューマンライブラリーの考案者であるRonni Abergel氏は、"Don't judge a book by its cover"と、当初より言い続けてきました。
本は、表紙だけで判断できません。ヒューマンライブラリー「東京にしがわ文庫」で「本」を読んでみませんか?

※「本」のとなる人(先生)の体調等によって、内容が変更する場合もございます。あらかじめご了承ください。

■授業の流れ

12:40
受付開始
13:00
授業開始(内容説明・自己紹介など)
13:15
第1回対話(30分間)
13:45
休憩
14:00
第2回対話(30分間)
14:30
休憩
14:45
第3回対話(30分間)
15:15
話を終えて振り返りの時間
15:45
アンケート・記念撮影
16:00
授業終了
※形式
・「本」1人に対して、読者3人程度で30分間対話します。
・30分の対話が終わったら休憩し、次の「本」との対話に移ります。
・以上のような流れで、3回「本」と対話します。

■注意事項
※申し込み、参加はご本人様に限ります。
学生登録してからお申し込みください。
※最近HotmailやGmail等のフリーメールからお申込みいただいた方で参加のお知らせをお送りすると「迷惑メール」フォルダに自動的に入ってしまい、気づかずにご参加いただけなかった方が増えています。本授業をフリーのメールアドレスからお申し込みいただいた方はご注意ください。

※授業の流れや終了時間は前後する場合もあります。
※当日、記録のために写真撮影を行います。撮影した写真は、授業のレポートや東京にしがわ大学の広報などに使用しますので、差し障りのある方は事前にお申し出ください。

■お問い合わせ
050-3703-1128(事務局)

※お電話でのお申し込みはできません。
※会場の所在地および授業概要につきましては、東京にしがわ大学までお尋ねください。

先生プロフィール:
Apo Faniufa Horiguchi(アポ)(青梅【ニウギニNIUGINI】店主)

●本のタイトル: 実は30年近く蕎麦打ちをやってるんです

●あらすじ:
20代はちんどん屋、大道芸人として活動。30代になり一念発起してパプワニューギニアの裸族に会いに。
以後毎年訪問するようになり、村の長からApoの名を頂く。パプワニューギニア料理の店を開店するが、現在は南国文化溢れる激レア本格的石臼挽き蕎麦処となる。


タムラトオル

●本のタイトル: 全身タイツを着て、本当の自分になろう!

●あらすじ:
全身タイツを着ることによって、五感が研ぎ澄まされ、身体全身で感じることができます。敏感になる一方着て数十分たつと安心感がでてきます。慣れてくると落ち着いて物事をじっくり考えられるなどもあります。また、顔も含めて全身を布に包まれることによって、年恰好などのイメージが相手にわからないので、相手を気にしたり、自分がどうみられるかなど関係なくなり、本来自分が持っていて押さえつけているものが出て来やすくなります。

※ヒューマンライブラリー当日は、全身タイツと同じ生地でできた、ロング手袋でのプチ体験や、実際に全身タイツを着ることもできます。数やサイズに限りがありますので、希望しても当日着用できない場合もあります。
全身タイツに対しての質問も受け付けます。


フレイク

●本のタイトル: 原点回帰は自然観察かえる好き

●あらすじ:
上京して五年目の工場夜勤、酸欠で倒れロッカールームで朝を迎えた。一年ぶりに帰宅すると家具は消え、一枚の手紙だけ。おごりを全て捨て、残ったのは小さな生き物との思い出なんだケロね。


p0p0バルーン

●本のタイトル: バルーンアーティスト・パフォーマー

●あらすじ:
p0p0バルーンとして風船を使った仕事をしています。風船を使ったバルーンアートとの出会いはアルバイト、ちょうど東京にしがわ大学で「学び続ける大人のための革ノート」という授業に携わっていた頃のことです。この出会いから、一瞬で人を笑顔にするバルーンアートの道に進むことに決め、バルーンの全米大会に出場、ドレス部門で準優勝、twist&soutファッション部門で優勝などを経て今に至ります。


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