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誰もが無料でうけられる授業。興味、関心のおもむくままに気軽に参加できるのがうれしい。 授業に参加することで、知らなかった人、知らなかったこと、知らなかった場所に出会える。そんな喜びがあるはずです。
これまでの授業レポート
2017年6月17日 (土)
現代社会を軽やかにサバイブする「食」生活(2回連続授業)
- 日時
- 第1回:6/17(土)10:00〜13:00
第2回:7/8(土)10:00〜13:00 - 教室
- 第1回:つなぐごはん まんまる食堂 国立市中1-16-12
第2回:まんまる助産院 立川市若葉町2-1-1 - 定員
- 6人(先着順)
- 授業料
- 無料。ただし、特別メニュー発酵食プレート+実践編材料費として
第一回:3000円
第二回:3000円
計6000円(事前振込) - 持ち物
- 第2回のみ:エプロン、タオル(手拭き用)、三角巾
- 先生
- 椎野まりこ、スズキマリ
- 授業コーディネーター
- 南部道子、永井直美、保坂美紀
・授業レポート
2回に分けて開催された今回の授業。授業テーマは「食を通じてどう生きたいかを考える」。
第1回目の授業の教室は国立市の住宅街にある「まんまる食堂」。先生は立川市で「まんまる助産院」を営んでいる椎野まりこさんです。
まずは助産院についてのお話。
助産院では正常経過の妊婦さんしか出産が出来ません。
そして医療行為が行えないので、助産院は病院と連携して妊婦さんたちの経過を見ています。まんまる助産院では、スムーズなお産へ導くための身体のケアや心のケア、そして、自宅にいる雰囲気で安心してお産が出来るような環境づくりもおこなっています。
現在のお産は昔に比べると異常出産が増えているそう。
原因のひとつに現代の食生活があり、人工的につくられた食べ物や糖質のとりすぎが身体の不調につながっています。これは妊婦さんに限らず、すべての現代人に関わることですよね。
肉や魚類を積極的にとって糖質を控えてみる、加工食品はやめてみる、発酵食品をとりいれるようにする、食材を選ぶときは産地や原材料などに注意し、良質なものを買うようにするなど、食生活を見直すことで体質の改善につながる可能性があるそうです。
すべてをすぐに始めるのは難しいかもしれませんが、出来ることから始めてみることが大事。まりこ先生曰く、森で暮らしていることを想像し、自分も動物なんだと思うと人工的なものは食べなくなる、とのことです。
最後にまんまる食堂の特別メニューをいただいて、第1回目の授業は終了しました。
第2回目の授業は「まんまる助産院」が教室。第1回目の授業を踏まえて、今回は料理の実践編です。
先生は砂糖をひかえる断砂離料理教室を主宰しているスズキマリさん。
マリ先生は「砂糖=悪」ではなく、砂糖抜きでもカンタンで美味しいごはんとおやつはつくれることを知って欲しいという思いで活動されています。
砂糖を出来る限り使わないようにする代わりに、調味料にこだわったり、発酵食品を使ってみたり、だしや野菜のうまみを利用することで美味しい料理をつくることが出来るそうです。また、砂糖を使わないことで料理が簡単になったり、おやつにもおかずにもなる食事がつくれたり、自然な甘みでも感じるようになるというメリットもあります。
授業でつくったのは、食材のうまみを利用した「鶏肉のトマト炒め」、発酵食品を利用した「厚揚げのねぎ味噌」、大豆粉を使った「夏野菜のピカタ」、食感が楽しめる「にんじんサラダ」、冷凍バナナとピーナッツバターを使った「砂糖なしアイス」です。
驚くことに、どの料理も味付けは実にシンプル。醤油だけだったり、塩だけだったり。
うまみを引き立て合う組み合わせの食材を使うことや、食感の違うものを使うことによってシンプルでも満足する美味し料理をつくることが出来ました。
安くて簡単に手に入る食べ物のほとんどは、砂糖が使われていたり、添加物がたくさん入っているものばかりです。
忙しい現代人にとっては、食材選びや自分で調理する時間がとれない人も多いかもしれません。
けれど、生きることを考えたとき、毎日とる食事が大事なことは間違いありません。
あまり難しく考えすぎず、シンプルさを心がけることが大切なんだと思いました。
レポート:清水 祥子
■テーマ
「食」を通じてどう生きたいか考える
■対象者
食について真剣に考えたい人
健康についての情報で迷っている人
人間になりたい人
■授業について
「まんまる助産院」の院長 椎野まりこ先生が、普段の「食生活」から健康に生き抜く秘訣を教えてくださいます。「心、身体、暮らし」という視点から多くの妊婦さんを安産へ導くまんまる助産院の知恵は、毎日を健やかに過ごしたいすべての人に様々なヒントになるはず。そもそも助産院って何?そんな疑問にもお答えします。
お産の現場で考えるこれからの食と健康の授業は全二回です。(参加者は2回連続して受けられる方に限ります。)
・1回目:食にまつわるお話しのあと、助産院がひらいている「まんまる食堂」の身体においしいごはん(特別メニュー発酵食プレート)をいただきます。
・2回目:実際に身体によい料理を作る実践編。砂糖抜きの料理「断砂離料理」の教室を主宰しているスズキマリ先生を講師としてお迎えし、椎野先生とお話ししながら参加者自ら料理を作ります。
■授業の流れ
- 9:50
- 受付
- 10:00
- 自己紹介
- 10:30
- 先生から現代社会の食についてのお話
- 12:00
- 実食
- 12:30
- Q&A
- 13:00
- 終了
■注意事項
※申し込み、参加はご本人様に限ります。
※学生登録してからお申し込みください。
※お子さま連れのご参加も大丈夫です。コメント欄にお子さまのご年齢、人数をお書きください。
※最近HotmailやGmail等のフリーメールからお申込みいただいた方で参加のお知らせをお送りすると「迷惑メール」フォルダに自動的に入ってしまい、気づかずにご参加いただけなかった方が増えています。本授業をフリーのメールアドレスからお申し込みいただいた方はご注意ください。
■問合せ先
050-3703-1128(事務局)
※お電話でのお申し込みはできません。
※会場の所在地および授業概要につきましては、東京にしがわ大学までお尋ねください。
先生プロフィール:
椎野まりこさん
東京厚生年金病院・矢島助産院を経て独立。
1997年に小平に開業後、ガーナ在住を経て、2004年、立川市でまんまる助産院を開業。
総出産数1000件以上(2017年5月現在)
共著「お産を楽しむ本〜どこで産む人でも知っておきたい野性のみがき方〜」農文協。雑誌掲載・講演等多数。現在は、出産のココロ・カラダを準備する「お産がっこう」を開講し、他院で出産する方や助産師も多く通う。2016年2月国立駅南口に「つなぐごはん まんまる食堂」オープン。
出産が生まれくる新たな人にとって、女性にとって、家族にとって、幸せな体験となり、
幸せ人類が増えることで、地球が愛と平和で満たされることを信じて活動しています。
先生プロフィール:
スズキマリさん
おやつなし4食生活!
砂糖をひかえる断砂離料理教室主宰
我が子に「できる限り砂糖やお菓子を食べさたくない!」という想いから、砂糖抜きの料理やおやつを作り始める。
また、管理栄養士として小児科で離乳食作りに携わっていた経験から、
ママ仲間に子どもの食事の相談を持ちかけられるようになり、お料理レッスンを開催。
そこで、
『我が子が野菜を食べた!』
『いつもは全然ごはんを食べてくれないのに、食べている!』
『子どもが甘いお菓子を以前より欲しがらなくなった!』
『ジャンクフードが食べられなくなった!』
『家族から大好評!』
などの感動の声をいただき、運命が変わる。
味覚が決まるのは3歳までというけれど、味の嗜好は変えられる。
「砂糖=悪」ではなくて、砂糖抜きでもカンタンで美味しいごはんとおやつは作れることを知って欲しい。
そんな想いから、【断砂離料理】を主宰。
家事に育児に忙しいお母さんを応援している。