東京にしがわ大学

■授業レポート

あなたにとって、立川ってどんなイメージでしょう？
JR立川駅のにぎやかさ、グランドゥオ？　はたまた、うどの産地？　モノレール沿いに昨年オープンできたIKEA？　四季折々の昭和記念公園？　「いやいや、西武線沿いだって立川だぜ」という方も多いことでしょう。

今回の授業では、立川市の南をヨコ歩き。
正午きっかり。れっきとして立川市なのに「西国立」駅からスタートです。

5/23（土）、いやー初夏と言うべきか、もう夏か！という暑さです。
こんな暑い日は、、、
おっと、楽しみはもう少しとっておきましょう。

歩くとすぐにたましんRISURUホールです。早くも一息。
ここも、施設内には、立川市の情報があれこれと出ています。

そしてすぐ横が「立川子ども未来センター」です。市役所跡にできた建物でなかなか立派です。
センターの前には芝生が広がっています。またもここで一息。
大の大人が10人も芝生にいると、なんだか目立つんですよね。少しはずかしい。

ここで一人目のガイドさん、落合さん（オッチ）が登場します。
オッチは、立川子ども未来センターを拠点に働いている方で、センター内を案内してくれます。
中では子どもたちの遊び場があったり、でも大人が生涯活動を行う場もあったり。
やはりここの目玉は、「立川まんがぱーく」でしょう。
子どもも、大人も、まんがを心行くまで読むことができます。

さて、おなかも空いてきて、喉もカラカラ。
この日は、立川市で長年続いている中華料理のお店「五十番」に向かいました。

「このあともあるし、ごはんだけ食べられればいいよね」
そんなこと言う方はだーれもいませんでした。
というわけで、中華料理とビールを注文。皆さん（私も）、この後のエールと味を比べるためと言い訳しています。
にわ大の生徒さんは、お酒が好きな方が多い気がしてなりません。

五十番では、立川市名産である、うどを使った料理が食べられます。中でも定番なのは「うどラーメン」。私も食べました。しゃきっとした歯ごたえのうど、他の具もたくさん入っていて、あっというまに満腹になってしまいます。おいしかった！

五十番の店主、高橋さんからも一言いただけました。
お店でも頻繁に音楽イベントをやっていて、ご本人も演奏することがあるとのこと。
お店が長く愛されている様子もうかがえます。

おなかいっぱいでビールもまわり、あったかい天気。
今にもお昼寝したくなる気分の中、ヨコ歩き再開です。
立川駅の北口側に少し寄り道します。
地下道の壁の模様がなんだかおもしろい。立川なのに、「餃子のニューヨーク」があったり。
北口側はモノレール下を潜り抜け、IKEAをチラ見します。

面白いのが、ビルの建設予定地に、ヤギが飼われていること。
雑草処理をヤギにしてもらうつもりだそうな。
ヤギはそんな人間の意図も気にせず、じゃれあったりケンカしあったりしてました。

立川駅から西立川駅にかけての青梅線の北側には、昭和記念公園がでっかく広がっています。この日は「まんパク」の開催中。
でも、私たち、おなかいっぱいです。チラ見して公園の外側をテクテク。

線路を渡って、浅見酒店に向かっている途中、石田倉庫にも寄り道します。
なんちゃっての写真を撮って、さらに西へ。

さあ、たどり着きました、「浅見酒店」。
店主の浅見さんが豪快な笑い声をあげて迎えてくれます。
まんパク開催中であわただしい中、ありがとうございます。

お待ちかね！「立川産果実エール」を試飲します。
まずは、レモン。あー爽やかな酸味と甘み。ほー。
お次に、トマト。トマトの粒粒が残って面白い食感。なあるほど。
そして、ブルーベリー。それとなく感じるブルーベリー。ふむふむ。

とまあ、３種類を試飲してそれぞれ感想を述べるわけです。
浅見さんは「このエールは進化中。辛口な意見も、どんと来い！」とのことでしたので、
生徒さんも、感想を次々にぶつけていきます。
私はトマトが一番好きだったな。

エールが目の前にあることでさらに生徒さん同士のトークもはずみます。
明るいうちから、お酒を飲める幸せ。
ほろ酔い気分のまま、楽しく授業終了です。

今回ヨコ歩きしたのは、立川市の中でも線路沿い、電車の車窓からよく見るような場所なのです。それなのに、歩いてみるといろいろな発見があるものです。
実は、私が一番心に残ったのは、この街で働く３人の顔。オッチ、高橋さん、浅見さん。みんな、なんだかいい顔してるのです。自分の働き方を、強く肯定している表情。この街の懐の広さを感じさせてくれました。

電車に乗れば、あっという間に目的地に着きます。でも、たまに、１駅、２駅分をお散歩してみると、いつもの場所に新しい世界があったりします。そういうものってだいたい小さいものだから、ゆっくり何も考えずに歩いているときに、ふと見つけてしまうのです。
こんどのお休みは、天気がよかったら、電車を降りて１駅分を歩いてみませんか？

レポート｜じん＆ミキティ

■テーマ
立川の南側を散歩。立川の新しい未来を考えながら地ビールを味わいましょう。

■対象者
・ビールが好き、地ビールに興味がある
・立川が好き、興味がある
・街歩きが好き

■授業について
昨年5月に好評だった東京にしがわ大学キャンパスツアーを今年の5月は授業ふうにアレンジして立川のみで開催します。なので、授業というより散歩のような。新緑の風を感じながら立川市の南側を東の端から西の端まで横歩きします。

ＪＲ南武線「西国立」駅（立川なんです）に集合し、旧市役所跡にできた「立川子ども未来センター」に寄り道。
その後、立川南口周辺の飲食店で昼食を取り、富士見町商店街の創業60年「浅見酒店」へ向かいます。
「浅見酒店」では立川ハッピードリンクプロジェクトのリーダーである浅見忠義さんから地ビール生産までの苦労話や今後の目標をお聞きします。

そして、お楽しみは地ビールの試飲。立川産果樹を多摩地域の地下水に加えた季節限定クラフトビール（製造は福生市の石川酒造）ブルーベリー、レモン、トマトの3種類が運よくこの日にすべて揃う予定です！

参加者の皆様には3種類全てを試飲して、それぞれの評価をしていただくかも？
16時半に終了し、解散しますが、近隣にある国営昭和記念公園みどりの文化ゾーンでは「まんパク」のイベントが開催されています。ご興味ある方はこちらへもどうぞお越し下さい。

■授業の流れ

12:00

受付開始（JR南武線「西国立駅」改札出口）

12:25

はじめに。自己紹介

12:45

西国立駅を出発

13:00

立川市子ども未来センター到着

施設内見学

13:20

立川市子ども未来センター出発

13:30

昼食（立川南口周辺の飲食店）

14:30

出発

15:10

浅見酒店到着

立川産果実エールビールの試飲、プロジェクトのお話

16:20

振り返り

16:30

解散（最寄駅はJR青梅線「西立川駅」）

■持ち物
筆記用具

■定員・締切
6名（抽選、5月11日締め切り）

■注意事項
・ご家族、ご友人等、一回のお申し込みで二人以上のご応募はできません
・試飲料として500円いただきます。昼食代は各人別に実費となります
・地ビールの試飲、評価をしていただきます。ビールが飲めない、苦手な方はご遠慮ください
・徒歩の時間が全行程1時間強あります。徒歩に自信のない方はご遠慮ください
・小雨決行ですが、大雨、荒天の場合は中止することがあります
※学生登録してからお申し込みください。
※最近HotmailやGmail等のフリーメールからお申込みいただいた方で参加のお知らせをお送りすると「迷惑メール」フォルダに自動的に入ってしまい、気づかずにご参加いただけなかった方が増えています。本授業をフリーのメールアドレスからお申し込みいただいた方はご注意ください。

先生プロフィール：
浅見 忠義（立川ハッピードリンクプロジェクトリーダー、多摩ケータリング倶楽部代表）