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誰もが無料でうけられる授業。興味、関心のおもむくままに気軽に参加できるのがうれしい。 授業に参加することで、知らなかった人、知らなかったこと、知らなかった場所に出会える。そんな喜びがあるはずです。

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2014年12月21日 (日)
恋するまちのコピー教室(小金井市)

日時
2014年12月21日(日)14:00〜16:40
教室
東小金井事業創造センター
所在地
東京都小金井市梶野町1-2-36 (MAP)
定員
20名(先着)
授業料
無料
先生
井上伸夫(クリエイティブディレクター&コピーライター)
共催
株式会社タウンキッチン
授業コーディネーター
東京にしがわ大学編集室

【授業レポート】

※授業の様子はFBアルバムにてご覧いただけます

「ひがこ」こと東小金井駅の高架下にある東小金井事業創造センター「KO-TO」に、にわ大から約20名、共催のタウンキッチンから約10名が集まりました。
まずはじめに全員で笑いも溢れる自己紹介をして、朗らかな雰囲気で授業がスタート。

今回の先生は、クリエイティブディレクター&コピーライターの井上伸夫さん。
先生自身のコピーは「あなたのペダルに」。自転車乗りである先生ならではの、乗る人の意気込みに合わせて一緒に走っていこうという意味が込められているそうです。

ちなみに今回の授業のタイトル「恋するまちのコピー教室」も先生が考えたものだそうです。
クリスマス前にぴったりの授業タイトルですよね。

・キャッチコピーって何ですか?

生徒さんからは
「インパクトのある言葉」
「1回聞いて覚えられる言葉」
「本で言うタイトル」
といった答えがありました。

どれも間違っていませんが、キャッチコピーは広告を作る過程で生まれたものなので、
「広告のために生まれた短い見出し」
と考えるのがポイントなのだそうです。

新聞や雑誌など読まれることを目的にした見出しとはまた違って、
広告は無視されることが前提なので、無視されないようにすることが大切です。

実際に優れたキャッチコピーの例を見てみましょう。

例1)APPLE 「Think Different」
https://www.youtube.com/watch?v=nKfNALQU5HY

例2)purplefeathe「The Power of Words」
https://www.youtube.com/watch?v=6qpcB82aUz4
※こちらは、女性が書き換えた言葉を想像しながら見てください。

このように短い言葉でヒト・コト・モノの魅力を心に届け、人を動かすことができるのがキャッチコピーです。

なかでも優れたキャッチコピーは、3つの要素を持っています。
1. 振り向いてもらう
2. 2秒でわかる
3. 行動に導く

・キャッチコピーの作り方

キャッチコピーを作るコツはいくつもあるそうですが、今回はその中でも基本の3つのポイントを教わりました。

1. しぼる
2. ズラす
3. ロジック(事実)×マジック(感性)

作るときに知っておきたいことは、みんながうなずくことは難しいということ。上記のコツを組み合わせ、ターゲットを絞って、ある人の宝物になるようなコピーを作ることが大切なんだそうです。

・にしがわのキャッチコピーを作ってみよう

お題:23区の電車の中吊り広告で多摩地域の魅力を伝えよう

テーマ:まだ23区?

エリア:多摩地域全体でも個別の駅や地域でもOK

このテーマに続くキャッチコピーを思いつく限り考えました。
とりあえず、太いペンでどんどん書いていくことが大事だそうです。
渾身の1作を作る人もいれば、自分の恋する地域のキャッチコピーをいくつも生み出す人、様々な地域のキャッチコピーを作る人がいたりと、個性が垣間見られる時間でした。

完成したキャッチコピーは同じテーブルに座ったメンバーに発表し、自分の作品の中で一番気に入ったものを前に貼り出しました。その後、小さな展覧会のように参加者全員でそれぞれのキャッチコピーを見て、気に入った作品の作者にコメントを渡しました。最後に先生からも全体の講評のなかでいくつか印象に残ったキャッチコピーにコメントをいただきました。

にしがわ、そして自分が恋するまちの魅力を伝える時に、授業で実践したキャッチコピー作りの視点を活かせるといいなと思いました。
そして今回、キャッチコピーを作るにあたって気づいたことがあります。それは、そのまちに対する引き出しがなければ、キャッチコピーが作れないということです。個人的には、普段行くことが少ない奥多摩以外のキャッチコピーが作れなかったのです。当たり前のことなのかもしれませんが、素敵なキャッチコピーをつくるためには、まちの様々な魅力に触れることがとても大切だと思いました。

ぜひ、あなたもたくさんの魅力に触れて恋するまちのキャッチコピーを作ってみてください。

レポート:伊藤 恵梨

■テーマ
・まちのとらえ方、情報発信

■対象者
・住んでいるまちを新しい切り口で見直してみたい人
・地元や他の地域に住んでいる友人に自分のまちの魅力を伝えたいと考えている人
・表現力を磨きたい人

■授業について
最初に参加者やスタッフの自己紹介のあと、先生からキャッチコピーの作り方についてお話をしていただきます。
その内容を踏まえてあるターゲットと媒体を想定して各自で住んでいるまちのキャッチコピーづくりに取り組みます。

最後につくったコピーとその制作意図をグループ、全体で共有し、講評し合うことで自分に無かったまちのとらえ方、伝え方を学びましょう。

この授業は株式会社タウンキッチンと東京にしがわ大学の共催で行います。
http://town-kitchen.com/


■授業の流れ

13:45
受付開始
14:00
導入(今回の趣旨、流れの確認、注意事項など)(5分)
東京にしがわ大学編集室、タウンキッチンの紹介(各5分)
30秒自己紹介 (10分)
14:20
レクチャー(30分)
14:50
個人ワーク(40分)
15:30
共有(グループ、全体) (40分)
16:10
ふりかえりとまとめ(20分)
16:30
集合写真、アンケート記入(10分)
解散(有志で懇親会を予定)

■持ち物
濃く、太く書ける筆記用具。自信を持って、でっかく堂々と、キャッチを書いてください。
例:4Bの鉛筆 水性極太フェルトペン 筆ペン 極太万年筆などなど。

■定員・締切
20人(先着)

■注意事項
※学生登録してからお申し込みください。
※最近HotmailやGmail等のフリーメールからお申込みいただいた方で参加のお知らせをお送りすると「迷惑メール」フォルダに自動的に入ってしまい、気づかずにご参加いただけなかった方が増えています。本授業をフリーのメールアドレスからお申し込みいただいた方はご注意ください。

■その他
コメントに授業に期待していることや面白いと思ったまちのキャッチコピーを記入してもらえるとうれしいです。

先生プロフィール:
井上伸夫 (クリエイティブディレクター&コピーライター )

立命館大学文学部卒 コピーライター岩永嘉弘に師事後、「広告学校」校長黒須田伸二郎の広告技術研究所に所属、博報堂で5年間広告制作に携わり91年からフリー。グラフィック、TV-CM、Web、イベント企画、カタログなど、ブランディング&マーケティングのコミュニケーションデザイン企画&コピー多数。2年前渋谷から国分寺に移住し、にしがわに恋愛中。<主な仕事>サザンオールスターズ、BMW、デル、パルコ、クレディセゾン、日本赤十字、環境省、大地を守る会、自転車NPO「green pedal」、東京100%wedding etc

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