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誰もが無料でうけられる授業。興味、関心のおもむくままに気軽に参加できるのがうれしい。 授業に参加することで、知らなかった人、知らなかったこと、知らなかった場所に出会える。そんな喜びがあるはずです。

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2014年1月25日 (土)
にしがわにラベンダー畑を作る!(日の出町・あきる野市)

日時
2014年1月25日(土)9:30~14:30
教室
森の家(日の出町)+小庄の畑(あきる野市)
所在地
森の家:
西多摩郡日の出町大久野1486
小庄の畑:
あきる野市五日市
定員
15名
授業料
無料(但し、フローラルウォーター作り、ハーブティーなどの実費として500円)
協力
NPO法人花咲き村
先生
野口 有子
授業コーディネーター
井口K子 山田弘美

【授業レポート】

【集合】

土曜日の朝9時半、都心からすこし離れた武蔵五日市駅に参加者が集合です。武蔵五日市駅には多くはリュックを背負った登山客の方々ばかり。そんな自然豊かな五日市でラベンダーの授業を受けてきました。

【自己紹介】

先生、スタッフも合わせて、女性12名、男性6名の世代の異なる方々。参加者のなかには東京に来て久しい方から東京に来たばかりの方までいらっしゃいました。

【ラベンダー教室】

今回の授業会場へのアクセスは比較的よく、武蔵五日市駅のターミナルからバスで4つ目の停留所のすぐ近くにあります。「森の家」という手作り看板のかかった木造家屋の2階が、今日の「教室」の1つ目です。この家は「NPO法人 花咲き村」の拠点のひとつで、東京産の材で建てられています。

今日初めて会った方々や、以前の授業で顔見知りの方たち同士で談笑している流れのまま、自然に授業が始まっていきました。にわ大の初めてでも入りやすい雰囲気だからでしょうか、先生の紹介もしないまま自然に授業に入っていたので、改めて先生の野口さん、花咲き村スタッフのお2人の自己紹介をし、授業開始しました。

蒸留器を使い、ラベンダーから芳香蒸留水(フローラルウォーター)をとる作業を続ける間、色々な方法で作ったラベンダーの抽出液を試飲しました。お湯で煮出したり、お酒やお酢を使った抽出液をお湯で割ったものを飲みつつ、ラベンダーの効能の説明を聞いていきました。

抽出方法を変えることで、さまざまな利用が可能になります。私はラベンダーを見て香りをかいだことがある程度だったので、身近にあったけれど未知のラベンダーの世界に、のめり込んでいきました。

参加者のなかにはハーブを作ったりして詳しい方もいるので専門的な質問がされたり、私のようにそれほど詳しくない人からの素朴な質問の声が頻繁にされます。

このように、質問しつつ、楽しく談笑しながら授業が進行していきました。ラベンダーは飲み方によっては渋かったり、すっぱかったり、薬のような味がしたり。色も抽出方法によって全く違い、お酢で抽出すると綺麗な赤色になりまず。

皆さんに口当たりがいいと評判だったのは、砂糖で煮出したコーディアル、チャイを入れる要領でミルクに香りを移したラテでした。

2時間ほどあった授業中ずっと蒸留していた芳香蒸留水は、お土産として容器に入れてもらいました。

そして、希望者は天然素材からとった保湿成分や肌に優しい成分等、自分の好きな成分を選び、芳香蒸留水に混ぜてもらいました。ラベンダーの香りのした自分好みの成分の入った「私だけの化粧水」の出来上がりです。

◇植物エキス等を提供してくれたスタッフの杉さんからのアドバイス◇

・2-3週間をめどに使ってください

→防腐剤が入っていないので冷暗所(暖房のかかっていない、日光の当たらない場所)において保管してください

・男性におすすめの使い方はアフターシェイブ!

  →カミソリ後の目に見えない細かいキズを食毒してくれて、しかも毛穴を引き締めてくれるから一石二鳥!

※ハーブの蒸留は、蒸留器がなくても家庭でもボールとお鍋があればできるそうです。詳しいやり方を知りたい方は、「鍋蒸留」で検索してみたらいかがでしょうか。

ラベンダーのいい香りを漂わせながら次の授業会場に向かいました。

【ラベンダー教室】

バスで駅まで戻り、少し歩き秋川沿いにある畑に行きました。ここの畑が今日の「教室」2つ目です。そこでは、ハーブの他に野菜も栽培されています。

畑に入ってすぐにタヌキに遭遇!!にわ大が大学のキャンパスに見立てている多摩地域は『平成狸ぽんぽこ』の舞台となった場所です。そんな屋外ならではの出来事もありながら、実際に畑に植えられているハーブを見たり触ったりしつつ授業は進行していきました。

最後に、参加者全員が今日の感想を一言。

皆が口をそろえて言っていたことは、「ラベンダーを見たり触ったりしたことはあったけど、飲んだことはなかった」ということ。

お土産として畑にある大根をもらい、皆で談笑しながら帰っていきました。

【後日談】

参加者さんから「さっそく化粧水使ったら肌がつるつるになりました」という報告もありました。授業で作ったものを日常生活で使えるっていいですね。

(レポート製作: 松本健)

※野口さんの『山里ハーブ倶楽部』は毎月最後の土曜日に定例活動を行っています。一緒に活動してくれる方を随時募集しています。詳しい内容については花咲き村のサイトをご覧ください。

※杉さんが提供してくれた植物エキス等の詳しい情報はこちらでご覧いただけます。

 http://www.furu-furi.com/ (オーガニックコスメ フルフリ)




■テーマ
・ラベンダー栽培・フローラルウォーターの作り方を学ぶ
・里山ハーブ倶楽部構想について知る

■対象者
・ハーブに興味がある人
・土いじり・畑作業に興味がある人

■授業について
リラックスさせる効果があり、アロマオイルやハーブティーで人気のあるラベンダー。
ラベンダー畑といえば富良野を思い出すように、暑さや湿気に弱く、
東京の気候にはあまり向きません。
そのため、ラベンダー畑を見るためには、近隣の県までいかなくてはなりません。

武蔵五日市で、そんなラベンダーを育て、精油を作る試みが始まりました。
この授業では、里山ハーブ倶楽部の野口さんに先生になってもらい、
ラベンダーについて、これからの計画について、学びます。

授業の前半では、ラベンダーの効能や利用法を学びます。
フローラルウォーターの蒸留作業を見ながら、
ハーブビネガーやハーブティー、ラベンダーチンキ(ラベンダーのウォッカ漬け)を試飲して、味や香りの違いを感じましょう。

後半では、畑に移動して、これからのことを考えます。

武蔵五日市の山の中に広がるラベンダー畑を想像しながら、
ラベンダーについて、ハーブ栽培について、考えてみませんか?

■授業の流れ
09:30
武蔵五日市駅集合
10:00
森の家で、里山ハーブ倶楽部の説明、ラベンダーの効能を学ぶ。
蒸留作業の見学、実際の製品を味わってみる。
12:00
お昼ご飯
13:00
畑へ移動。畑を見学しながらラベンダーの栽培方法を学ぶ。
14:30
授業終了

■持ち物
・お昼ご飯
・飲み物
・歩きやすい靴
・筆記用具

■定員・締切
15名(先着)

■注意事項
・野外にいる時間もありますので、暖かいかっこう、汚れてもいい服装でお越しください。
・また、最後に畑に行きます。作業をするわけではありませんが、軍手があればお持ちください。
・歩くことも多い授業です。歩きやすい靴でお越しください。
・お昼ご飯は各自お持ちください。
・武蔵五日市駅から森の家まで、バスに乗ります(片道170円)。各自ご用意ください。


※学生登録してからお申し込みください。
※最近HotmailやGmail等のフリーメールからお申込みいただいた方で参加のお知らせをお送りすると「迷惑メール」フォルダに自動的に入ってしまい、気づかずにご参加いただけなかった方が増えています。本授業をフリーのメールアドレスからお申し込みいただいた方はご注意ください。

先生プロフィール:
野口 有子

板橋区生まれ松戸市育ち。
せっけんを作り始めて11年。
せっけん屋を始めて9年。
ハーブをせっけんに使い始めて7年くらい?
武蔵五日市に引っ越してきて畑を始めて2年半。
何してる人ですかと聞かれてもうまく答えられません。
畑とオンラインショップと事務員をいったりきたりしています。
nonoya.net

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