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誰もが無料でうけられる授業。興味、関心のおもむくままに気軽に参加できるのがうれしい。 授業に参加することで、知らなかった人、知らなかったこと、知らなかった場所に出会える。そんな喜びがあるはずです。
これまでの授業レポート
2013年8月27日 (火)
地元のショットバーでウイスキーを学ぼう!!(青梅市)
【授業レポート】
※授業の様子はFBアルバムにてご覧いただけます。
河辺駅を南口に降りて、線路沿いの暗い住宅街をしばらく歩き、踏切の先に明るく入り口が照らされているのが、今回の教室のLittle shot bar tail(リトルショットバーテイル)です。
お店に入ると、薄暗い店内にジャズが流れ、壁の棚にはところ狭しと、ボトルが並べられています。
白いワイシャツに黒いベストにネクタイをビシっと締めて、笑顔で迎えてくださったのが、今回の先生でこのお店のマスターの山崎さんです。
みなさん揃ったところで、先生のご紹介、全員自己紹介をして、授業に入っていきます。
まずショットバーとは何か、というところから始まりますが、上記の告知文と重複するので省略します。
個人的になるほどと思ったのは、気になるウイスキーを試すときに、酒屋でボトルで買って飲んでもいいけど、思ったのと違った時は、飲み切るの大変ですよね。そういう時はワンショット30mlから試せるショットバーで、味を試してみるのがいいのでは、というお話でした。
そして、今回の授業はシングルモルトウイスキーに絞って、4種類のウイスキーが用意されています。さてシングルモルトウイスキーとは何でしょう。
ウイスキーとは、大麦や小麦やトウモロコシなどの穀類で作られる蒸留酒のこと。
アイルランドで作られるアイリッシュ、スコットランドで作られるスコッチ、アメリカで作られるアメリカン、カナダで作られるカナディアン、日本で作られるジャパニーズが、世界五大ウイスキーです。日本のウイスキーは世界の評価は高いそうです。
原料は大麦、小麦、トウモロコシなどですが、モルトウイスキーとは大麦から作られるウイスキーのこと。モルトウイスキー以外はグレーンウイスキーと呼びます。
そして、シングルモルトウイスキーとは、単一の蒸溜所で作られているモルトウイスキーのこと。
いろんな蒸溜所のものを混ぜているのはブレンデッドウイスキーと呼びます。ブレンデッドは複数の蒸溜所のウイスキーの良いところを合わせるので、飲みやすいけど、悪く言うと個性がない。
シングルモルトは良いところも悪いところもあり、クセが強く、個性的で、近年好んで飲む人が増えてきています。
蒸溜所の規模でいうと、蒸留釜1つというところも多く、シングルモルトを出さずに、ブレンデッド専門の蒸溜所もあります。
さて、ついに試飲です。ボトルの封が切られ、試飲用のコップに注がれると、ウイスキーの香りが教室内に広がります。
1本目はグレンフィッディック(12年40度)シングルモルトの中で世界で一番売れている。飲みやすくて、クセがなくおだやか。
2本目はマッカラン(12年40度)シングルモルトのロールスロイス。小さい蒸溜所だけど高品質。シェリー酒を作った樽で熟成させる。シェリー樽の確保は結構大変。
3本目はラフロイグ(10年43度)クセが強い、スモーキーフレーバー。ハマる人はハマる。
このスモーキーフレーバーは、原料の麦に煙を当てて付けている。
4本目はボウモア(12年40度)サントリーの所有している蒸留所。
確かに、どれもはっきりわかる個性があります。生徒からも「これ飲んだことある味だ」とか「なんか甘みがありますね」など、コメントや質問が自然と出てきます。
さあ、最後に4種類のシングルモルトウイスキーの中から、それぞれ気に入ったものをお好きな飲み方で飲みましょう、と先生からご提案されました。
お一人はロックで、お一人は水割りで、私はラフロイグを水とウイスキーを1対1のトゥワイスアップでお願いしました。(お二人のお酒の種類は失念)
ロックと水割りも少し飲ませてもらいましたが、ロックはキリッと冷えて、味わいが変わりました。水割りはソフトな味わいで、気になるクセが消えて飲みやすくなりました。
ラフロイグのトゥワイスアップは、スモーキーフレーバーが穏やかになり、まろやかな味わいになりました。
ウイスキーは水を少し加えただけで、こんなに変わるんですよと、先生の言葉に納得しました。
シングルモルトウイスキーはストレートで飲む人が多いですが、お酒は楽しむものなので、ストレートにこだわらずに楽しく飲めばいいんですよ、ということでした。
その他にも、樽の話、熟成年数の話、色の話、先生の一番好きなウイスキーは?など話は尽きませんでしたが、授業の終わりの時間が来たところで、授業コーディネーターの川添さんの締めのお話しと集合写真を撮って、授業は予定通り22時で終了となりました。
貸し切りにしていただいていたお店は通常営業となり、一般のお客さんも飲みにきました。
川添さんと広報担当の西川さんは職場へ戻って行かれました。
私は、カクテルを2杯ほどいただいてから帰りました。
今回は、バーの中でもウイスキーを、さらにシングルモルトにテーマを絞っての授業でしたが、やはり奥が深い、話は尽きませんでした。
どんなお店でも、1回行っただけで全てを味わうことはできませんが、今回の教室バーテイルも、また訪れたい、先生の山崎さんも、またお会いしたいと思いました。
お隣の小作駅には系列のお店があるし、青梅には6月の授業をやったヴォラヴォラもありますね。青梅の個性的なお店で食事してから、バーテイルに飲みに行くなんていうのも良いかもしれません。
(レポート:浅見義孝)
■テーマ
ウイスキー、とくに今回はシングルモルト・ウイスキーの風土や環境によって違う味わいを楽しんでもらいたい。最終的には自分の街でもバーいくきっかけづくりになればと思う。
■対象者
・ウイスキー初心者の方
・バー初体験の方
・青梅市に在住、在勤の方におすすめ!
■授業について
僕(授業コーディネータ)自身がお酒が飲めません。そんな僕が「バーに行ってもいいんだ!」という気持ちになれたお店での授業です。
ショットバーって何?
普通のバーと違うの??
お酒あまり飲めなくても入っていいの?
今は、チェーン店がどこにでもあり、居酒屋さんなどでいつでも気軽にお酒を飲めるようになりました。昔はお酒を飲むといえば、バーやスナックに行っていたそうです。バーやスナックはボトルキープが基本で、ちょっと敷居が高いイメージがありました。そこで、気軽に一杯(ワンショット)から飲める店として「ショットバー」ができたそうです。
ウイスキーには、産地や材料によっていろいろな種類があります。よく耳にするスコッチ・ウイスキーとはスコットランドのウイスキーのこと。バーボン・ウイスキーはケンタッキー州バーボン群を中心に作られる、トウモロコシを主原料としたもの。また、今回の授業で扱うシングルモルト・ウイスキーは、大麦(モルト)を原料にし、基本的に単一の蒸留所で作られたウイスキーのことです。シングルモルト・ウイスキーは、蒸留所がある場所の風土や作り手のこだわりによって個性がはっきりしていることで人気があります。もちろん、日本でもウイスキーを作っており、秩父には有名なシングルモルト・ウイスキーの蒸留所があります。
今回はシングルモルト・ウイスキーを中心に学びながら、お酒を楽しむ場所としてバーの楽しさにも触れてもらいたい。
■授業の流れ
- 19:50
- 受付開始
- 20:00
- 授業開始 はじめに自己紹介など
- 20:10
- バーテイルのお話 ウイスキーのお話 試飲など
- 21:45
- まとめ 写真撮影
- 22:00
- 授業終了 自由解散
引き続き、お店に残ることも可能
■持ち物
特になし
■定員・締切
8名(応募者多数の場合は抽選)
■注意事項
お酒の授業になりますので、未成年の応募は遠慮願います。
青梅線は本数も少なく、終電も早いのでお帰りの際は十分ご注意ください。
※学生登録してからお申し込みください。
※最近HotmailやGmail等のフリーメールからお申込みいただいた方で参加のお知らせをお送りすると「迷惑メール」フォルダに自動的に入ってしまい、気づかずにご参加いただけなかった方が増えています。本授業をフリーのメールアドレスからお申し込みいただいた方はご注意ください。
■その他
授業終了後、お店に残っていただいても構いません。(授業以外の費用は各自別途負担ください)
先生プロフィール:
山崎 泰良 Little Shot Bar Tail 店長
30歳で会社員を辞め10代の頃から憧れていたバーテンダーの道へ
拝島 K's BARを経て2003年よりテイルで勤務、現在に至る。
洋酒に限らずお酒はなんでも好き。
サッカーとドイツをこよなく愛しています。