05 授業に参加

トップ > 授業に参加 > お寺と南の島のミックスを!(青梅市)

誰もが無料でうけられる授業。興味、関心のおもむくままに気軽に参加できるのがうれしい。 授業に参加することで、知らなかった人、知らなかったこと、知らなかった場所に出会える。そんな喜びがあるはずです。

これまでの授業レポート

授業一覧

2013年6月16日 (日)
お寺と南の島のミックスを!(青梅市)

日時
2013年06月16日(日)14:00〜19:00
教室
青梅のお寺&パラダイスカフェヴォラヴォラ
所在地
東京都青梅市大柳町1203
定員
10名
授業料
無料(ただし、食事代として1500円)
先生
アヲキ、アポ
授業コーディネーター
芳賀弥咲

【授業レポート】
※授業の様子はFBアルバムにてご覧いただけます。

青梅駅に14時集合。前日まで雨が降っており、お天気が心配だったが快晴に恵まれる。

生徒さんが集合し、自己紹介等。参加理由は仏像に興味がある人が多く、パプア料理に興味がある人も。


第1部 お寺と神社めぐり

コースは5つのお寺と1つの神社をめぐる、約3?程。

(1)宗建寺

青梅七福神の一つ毘沙門天が祀られている。

庚申塔があり、昔は庚申の日に夜通し飲んで宴会をしたという。

(2)延命寺

青梅七福神の一つ大黒天が祀られている。

入口には小さな五重塔があり、これは五重塔100選にも入っている。
本堂の中を見せていただくと、天井には23人が書いた267枚の天井絵がびっしりと。
花、鳥、人など様々な絵があり、中にはダルマの絵も。
天井絵だけでも、延命寺に見に来る価値あり!!

(3)梅岩寺

しだれ桜の木が何本もあり、シーズンはきっと綺麗なんだろうな。。。
真言宗のお寺なので弘法大師様の像がお祀りされている。
像の前には弘法大師様の足形があり、四国八十八ヶ所の各寺の砂が収められている。
よって踏めば四国八十八ヶ所に順拝したのと同じ功徳があるといわれています。

(4)稲荷神社

線路を渡っていくのだけど、稲荷神社に行く専用の踏切でまるでジブリの世界を感じる。
本殿に着くまでには、少し急な階段を登る。そして連なる鳥居をくぐる。
たどり着くと山の中にある神社で、静かで涼しい。

ちなみに寺と神社の大きな違いは以下の通り
・鳥居があると神社
・二礼二拍一礼で、音をたてて手を打つのが神社

(5)金剛寺

金剛寺には、平将門の伝説を持つ古木がある。この梅の木になる実は、季節が過ぎても黄色にならず、実が落ちるまで青い。このため「青梅(あおうめ)」と称せられ、青梅市の名称もこれによって付けられたという。
そして境内には樹齢約150年の銘木といわれるシダレザクラの木がある。

また、仏足石があった。これは釈迦入滅後、しばらく偶像の制作が認められていなかった時代があった。そこで信者たちは「足跡ぐらいならいいのでは?」と考え作ったと言われている。
ちなみに蓮の台座の上に足跡がつくられていたが、蓮の上に乗れるのは菩薩からで、明王は岩の上にいることが多い。

(6)清宝院

青梅七福神の一つ恵比寿が祀られている。
仏像かわりの板碑があるのが特徴。

第2部 パプアニューギニア料理を食べよう!!
清宝院境内内にある日本で唯一のパプアニューギニア料理が食べられる「パラダイスカフェ ヴォラヴォラ」に移動。
皆さん、歩き回りお腹はペコペコで、パプアニューギニア料理に興味深々。
そして迎えてくれた店長のアポさんは、頭にパプアニューギニアの民族衣装を着けて、鼻に何かが貫通してる。。。強烈!!
お店の中は、スクリーンでパプアのお祭りの様子がDVDで流されている。壁には数多くの時計、そしてマッドメンという現地のお祭りで使う土で作られたお面が飾られている。見たことないものが多く、異世界に紛れ込んだ感覚に。

アポさんのお話が始まり、みんな色々な質問攻め。
アポさんは物心ついた時から裸族に興味があり、今ではパプアニューギニアの村民になっている。向こうには年に1回は帰っているとのこと。

そして料理が登場。サツマイモ、豚肉、青菜を一つの窯で蒸したムームーという料理が登場。千葉県産のサツマイモでも、窯で何時間も煮込むと甘さとホクホク感が高まり、現地に近い味になる。先日、お店にパプア大使館の方が来店され、その味に満足して帰っていったそうな。。。
ムームーは塩味はついていないけど、素材そのままの味を楽しむことができる。
ココナッツミルクで炊いたライスと、マギーヌードルと青菜、ひき肉に味をつけたものを一緒に食べる。
炭水化物が多かったけど、不思議にイモが美味しく、そしてマギーライスもいける。お代わりをしている人もチラホラ。なお、現地の人にとって豚肉は御馳走でめったに食べられないとのこと。
日本で唯一のパプアニューギニア料理店なだけあり、料理もアポさんも強烈だった。


今回、初めてじっくりとお寺と神社を巡ったが、仏像ごとに歴史や背負っているものが異なり、この世界は深いとしみじみ思った。そして仏像に魅かれる人(特に女子)が多いことにびっくり。
またパプア料理は素朴な素材でもこんなに美味しくなるのかとびっくり。アポさんのお話を聞くだけでも、面白く異世界を青梅で体感できました。

レポート:榊原



■テーマ
お寺と奉られている仏像などにについて学んだ後、遠い南の島の文化に触れます。
普段の生活から離れて、知らない文化を見たり食べたりします。

■対象者
・歴史のあるお寺や仏像に興味がある方。
・南の島の料理や文化に興味がある方。
・街歩きが好きな方。

■授業について
青梅市は宿場町として栄えた街で歴史のある神社仏閣が街中に残っています。
仏像を愛する先生がお寺を案内し、わりやすくその魅力を伝えます。
お寺にある碑など、なかなか知らないものにも触れてみます。

そしてその一つのお寺の境内に、日本で唯一のパプアニューギニア料理のお店があります。
先生として店主から南の島の話を聞きながら、現地の料理をいただきます。

どちらも青梅市出身の先生です、奥行きのある街の空気を伝えます。
普段の生活の中では触れる機会の少ない、お寺と南の島の文化に接近します。
ミックスした文化を青梅で学びましょう。

京都や奈良に癒しを求める前に身近な青梅に出かけてみませんか?
お寺の仏像たちと、店内の精霊の像が皆さんをお待ちしています。


■授業の流れ

14:00
JR青梅線青梅駅改札前集合
14:15
簡単に自己紹介、資料配布
徒歩で青梅市内のお寺を散策
16:45
カフェボラボラに到着
パプアニューギニアの話を聞きながら食事
18:30
感想など
19:00
徒歩で青梅駅着、解散

■持ち物
・筆記具、ノートなど必要に応じてご自身でご用意ください。

■定員・締切
10人(抽選)

■注意事項
少雨決行、荒天は中止します。
(当日の朝10時までに参加者にメールで決行の有無をお知らせします)

徒歩での移動(約3キロ程度)の為、歩きやすい靴などをお願いします。
靴を脱ぐ場合がありますので、脱ぎやすい靴をお勧めします。

食事代1500円にはパプアニューギニア料理とお茶代が含まれます。
(他の飲み物などを希望される方は別途)
料理は「パプアニューギニア大使館公認アイギールプレート」です。
(鶏肉と青菜をバナナの葉で蒸したものにカウカウ(サツマイモ)、ココナツライス、クッキングバナナが付いてます)

※学生登録してからお申し込みください。
※最近HotmailやGmail等のフリーメールからお申込みいただいた方で参加のお知らせをお送りすると「迷惑メール」フォルダに自動的に入ってしまい、気づかずにご参加いただけなかった方が増えています。本授業をフリーのメールアドレスからお申し込みいただいた方はご注意ください。

先生プロフィール:

アヲキ(ブツゾウアジト ダイヒョウ)

大学 2 年の夏休みにいとうせいこう・みうらじゅん共著「見仏記」を読んでしまい仏像に魅せられ、以降 20 年弱仏像に首ったけな日々を過ごす。7 年前から始めたご朱印帳は、気付けば 5 冊目に。
大学卒業後システムエンジニアとして連続稼働 30 時間などの無駄にハードな仕事をこなしてきたが、2011年1月の会社都合による解雇と同年3月におこった東日本大震災を機に、「働き方」を考えるようになる。考え至った結論「仏像をきっかけに世界中の人が交流するキッカケをつくる!」を実現するため、某財団に勤務しつつ東京で「住宅街にひっそりと佇む仏像」など、ニッチな仏像をご案内する活動をはじめる。

【メディア出演】
・2009 年 6 月 京王電鉄 仏像フォーラム「おすすめ仏像プレゼンテーション『マイ仏論』」
・2009 年 7 月 NHK 総合 ゆうどきネットワーク

【ご参考:実績(抜粋)】
foolz presents 「東京仏像楽(ぶつぞうらく)ツアー」vol.0@上野
クリスマスだってのに、ぢごく巡りの旅@四ツ谷


Apo Faniufa Volavola(あぽ)(パラダイスカフェヴォラヴォラ 店主)

10代より美術を学ぶ
二十歳でチンドン屋に弟子入り(長谷川宣伝社)
20代は大道芸人 人間火柱Gu-Ti Abacusとして活躍
'96日本人舞踏家GuTiとしてメキシコの舞台で賞賛の嵐
30代 世界放浪からパプアニューギニアの民となる
FaniufaのリーダーよりApoの名前をもらう
2002年よりパプアニューギニア最大の祭「ゴロカショー」に毎年参加

授業一覧