05 授業に参加

トップ > 授業に参加 > ロープを持って森へ行こう!(日野市)

誰もが無料でうけられる授業。興味、関心のおもむくままに気軽に参加できるのがうれしい。 授業に参加することで、知らなかった人、知らなかったこと、知らなかった場所に出会える。そんな喜びがあるはずです。

これまでの授業レポート

授業一覧

2013年6月 2日 (日)
ロープを持って森へ行こう!(日野市)

日時
2013年06月02日(日)09:30〜13:00
教室
仲田の森(自然体験広場)
所在地
日野市市民の森ふれあいホール(東京都日野市日野本町6丁目1-3)の西隣り
JR日野駅から徒歩10分、多摩都市モノレール甲州街道駅から徒歩10分。駐車場あり(1時間100円)MAP
定員
小学3〜6年生 5名
授業料
無料(ただし、保険代としてひとり200円)
先生
佐久間雅哉
協力
こども農業雑誌「のらのら」(農文協)
授業コーディネーター
西川義信

【授業レポート】
※授業の様子はFBアルバムにてご覧いただけます。

お天気にも恵まれ、木漏れ日が気持ちいい仲田の森でのロープワーク授業でした。

日野駅から徒歩10分、公園内には小川が流れ、隣の小学校の子供達の遊び場になっているようでした。
先生はロープを持って教室に着くなり、手頃な木を触って確かめながら、ロープを結んでいきます。
先生が使うのは、林業の現場で使われているロープワーク技術を遊びに応用したもの。
あっと言う間に木と木の間に上下に2本、ロープが結ばれ、綱渡りコーナーが出現!
スタッフが歓声をあげているうちに、生徒さん親子が続々と到着。

いよいよ授業開始です。

■自己紹介タイム
今回参加してくれた生徒さんはあそび盛りの小学校〜6年生の子ども達6名。
保護者のお母さん、お父さんも見守る中の授業です。
恥ずかしがりながらも、ひとりひとりちゃんと名前を学年を言って自己紹介。
お隣の小学校に通っていて、よくこの公園に遊びに来る、という子も。

今回の授業は、こども農業雑誌「のらのら」(農文協)の取材でカメラマン、ライターの方も参加されました。

■まき結び、なげ縄結びでターザン!
まずはターザンをします!
まき結びで木にロープを固定し、なげ縄結びでロープの端にとっかかりを作って掴まりやすくします。
まずは先生がお手本を披露。

その後、木の棒やお父さんお母さんの腕を借りながら結び方を練習しました。
簡単なようで、覚えるまでがなかなかうまくいきません。
頭で考えるとよけいに混乱してくるのが不思議です。
とにかく手を動かして、身体で覚える!が、いちばん早いみたい...。
子どもたちは勘がいいのか、飲み込みも早いです。

結び方を覚えたら、今度は木の枝に結ぶ実践編です。
練習と違って木の枝はごつごつしていて結びにくそう。
先生も手伝いながら、ターザンコーナーも完成!

■危険への意識を持つこと
ターザンで遊ぶ前に、先生から大事なお話が。

「ロープは長くてからまる」という特長を知ること。
「ロープに自分の体重をかける」ことは、命をあずけるのと同じこと。
木と遊ぶなら「自分のことと同じように木のことも思いやる」こと。
(樹皮がむけないように布で養生してからロープを結ぶなど)

ロープがあれば、森での遊びがもっと楽しくなるけれど、危険への意識を持っておくことも忘れてはいけないですね。

■まき結び、モヤイ結びでブランコ、てこ結びで縄ばしご!
休憩もはさみながら、今度は木の板とロープを組み合わせてブランコづくり!
ロープと何かを組み合わせれば、作れる遊具の幅も広がります。
モヤイ結びは結んだ輪っかが動いて樹皮が傷つきやすいけど、まき結びは動かない...など遊びに合った結び方を選ぶことを学びました。
ターザンもブランコも、みんな夢中で遊んでいました!
でもちゃんと順番を守ってえらい。

■ぶり縄で木登り
ブリ縄は先生も林業の現場で木登りに使うロープワーク。
木を傷つけずにロープと木の棒1本で10mもの高所まで登ることも可能なんだそう!
しかも脚でしっかり木をはさめば両手を自由に使って作業ができる便利な技術。
今回は腰くらいの高さでぶり縄を結んで木に登り、木の幹に紙で作った顔のパーツをぺたりと貼って、木人を作りました。
子どもたちは顔をきらきらさせて、「できたー!」と大はしゃぎ!

■記念写真
ロープ1本あるだけで、身近な森で遊ぶのが楽しくなる、自分で遊び場が作れる!
自分で作りだす楽しさを体験する機会になれば、それから、将来林業という職業にも興味を持ってもらうきっかけにもなれば...と先生。
最後はみんなで記念写真を撮って授業修了です。

その後も子どもたちはしばらく作った遊具で遊んでいました。
こいつのまにか近所のこども達も集まってきたりと、賑やかな授業となりました。
場所や用途に合わせて多彩な結び方を使い分け、次々と森の中に遊び場が出現していく様子はまるで手品のようでした!
森の中に自分で遊び場を作る面白さを、これからの生活の中でも活かしてもらえるといいなと感じました。

授業レポート:有田夏希

  




■テーマ

東京のにしがわには自然がいっぱい!こどもたちに身近にある森の中で遊ぶ気持ちよさを体験していただきたいと思います。今回のテーマはロープワーク。お父さんお母さんもご見学いただけます。新しい自然遊びを覚えて、今年は一味違った夏休みを過ごせるかも!?

■対象者
・こどもの自立心を養いたい
・こどもに森の中で遊ぶ気持ちよさを体験して欲しい
・ロープワークを学びたい
・アウトドア遊びに興味がある
・身近な自然を知りたい
・自然の中で過ごす一味違った方法を学びたい

■授業について
さぁ、みんなでロープを持って森へ行こう!

森でかくれんぼ、木登り、カブトムシ採取。
どれも楽しいですね。

さらにロープがあるとどうだろう?
どんな結び方があるのかな?
森の中でどうやって使おうか?
いつもの学校やおうちでも、新しいことができるかも?

今回の授業では、ロープの基本的な結び方(ロープワーク)を学び、つくり、森の中で遊びます。
たとえば、もやい結びでブランコ、てこ結びではしご、本結びでまき運び、木と木の間にロープを張って樹間散歩(つな渡り)、ぶり縄などです。
みんなで新しい遊びをみつけるのも楽しそうですね。



今回の授業は、小学3〜6年生が対象です。
申込みはご本人もしくは、保護者の方でも可能です。
兄弟・姉妹でもご参加いただけます。
保護者の方はご見学いただけますが、こどもたちの打ち込む姿をそっと見守っていてくださいね。

【おねがい】
・雨天時は6月9日(日)に延期となります。
・東京にしがわ大学のホームページ他、8月5日発売予定のこども農業雑誌「のらのら」に写真が掲載されます。氏名など個人を特定する情報は扱いませんが、お顔が掲載されることをご了承ください。

【申込時にコメントにご記入いただく内容】
・年齢と人数
・参加可能日がどちらか一方の場合は「6月2日(日)のみ」「6月9日(日)のみ」

■授業の流れ


09:15

仲田の森(自然体験広場)に集合、受付開始

09:30

授業開始、自己紹介など

10:00

ロープワークを学び、つくり、遊びます

12:30

ロープワーク終わり、みんなで片付け、みんなで感想、集合写真撮影

13:00

授業終了



■持ち物
・動きやすく汚れても良い服装(、着替え)
・軍手(あれば)
・帽子、お水などの暑さ対策
・虫除けスプレー
・終了が13時なので、必要であれば軽食をお持ちください

■定員・締切
小学3〜6年生 5人(先着順)

■注意事項
※学生登録してからお申し込みください。
※最近HotmailやGmail等のフリーメールからお申込みいただいた方で参加のお知らせをお送りすると「迷惑メール」フォルダに自動的に入ってしまい、気づかずにご参加いただけなかった方が増えています。本授業をフリーのメールアドレスからお申し込みいただいた方はご注意ください。


先生プロフィール:

佐久間雅哉(森林インストラクター、山梨県林業技能士、赤十字救急法指導員)




1956年東京生まれ。

北海道洞爺湖のアイヌ民芸品店で木彫りの仕事に就いた後、糸あやつり人形劇団結城座で人形製作、舞台監督。

1986年山梨県富士川町に移り住み、人形工房を始める。

箱根の遊園地で人形館を運営しながら、林業に従事。

1999年森林工房セブリ舎を設立。

2007年法人化し、(株)森林工房セブリ舎として現在に至る。


授業一覧