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誰もが無料でうけられる授業。興味、関心のおもむくままに気軽に参加できるのがうれしい。 授業に参加することで、知らなかった人、知らなかったこと、知らなかった場所に出会える。そんな喜びがあるはずです。

これまでの授業レポート

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2012年12月22日 (土)
選んで作って贈ろうフラワーアレンジメント(立川市)

日時
2012年12月22日(土)12:00〜16:00
教室
国営昭和記念公園 みどりの文化ゾーン 花みどり文化センター
所在地
JR中央線立川駅から徒歩10分  アクセスMAP
定員
15名
授業料
無料(ただし花器など材料費として500円、お花代実費)
先生
ふらわ(さわだ りみ/かわかみ みやこ)
授業コーディネーター
西川義信

【授業レポート】
※授業の様子はFBアルバムにてご覧いただけます。

こんにちは、スタッフのK子です。

今回のテーマは『みんなでお花に触れて贈って、幸せや喜び、人の輪を広げましょう』。

朝から雨模様の立川に参加者が集合(男子5名、女子9名)。簡単な説明の後、花器がひとりに一つずつ配られます。贈る相手や飾る場所を思い浮かべて選びましょう。種類は:丸いバスケット、四角いハンギングバスケット、ワイヤー製の花器は色が数種、かわいいポット型はひとつだけ。どれにするかは・・・ 早いもの勝ち?! 我先に手を伸ばす参加者の人だかりは、通行人が思わず覗きこむほどの熱気。みなさん、好みのものをゲットできましたか? 
私ですか? 私は授業のあとに忘年会の予定が入っているのですよ、完成品を持っての移動は難しそうなので、今日は雑用係に徹します。

花器が行き渡ったところで、お花選び。
ポイントは:
・メインとなる花を3本くらい(カーネーション、バラ、ガーベラなど)
・メインの色に合わせてサブ的な花を選ぶ(小さめの花)
・グリーン (ポトス、アイビーなど)

人数が多いので2グループに分かれてお花屋さんへ。
普段からお花を買う人は?という先生の問いに手を挙げたのは、生け花をやっているという男性ひとりだけ。大半の参加者にとっては慣れない場所。嬉々としてすぐに選び始める人もいるけど、戸惑っている風な参加者が多い。花の種類に圧倒されたのか、カラフルな世界に魅了されたのか、眺め模様の生徒さんも。初めて見る花、聞いたことのない名前、私も勝手が分からない。
目に付くところには、ラナンキュラス、ガーベラ、ダリア、スイートピー、カラーなど、奥の保冷棚には、バラ、トルコキキョウ、菊、ユリ、ストックなどなど。みなさん、どんなイメージで? まだ決まってない? 難しいですよね。私だったら、ぱっと目に入ってきた赤のラナンキュラスをメインにしようかな・・・。
クリスマス風なら、ディスプレーしてある完成品(商品)のアレンジメントも参考になりそう。生花だけでなく姫リンゴや松ぼっくり、メタル色に塗られた枝葉もクリスマスの雰囲気を醸しだす素材。
さんざん迷っていても、メインが決まって一本を手に取るとあとは早い。分からないことがあったら先生に訊けば的確なアドバイスをもらえるのも心強い。店員さんも相談に乗ってくれる。
メインのお花にはガーベラが一番人気の様子、明るい太陽のよう。バラは種類や色によって雰囲気が全然違う、豪華だったり可憐だったり。八重のトルコキキョウはゴージャス。ボールのようなダリアはポップで可愛らしい。スイートピーは柔らかくふんわり。ストックはやさしく穏やか。クリスマスらしいグリーンを手に取った生徒さんも多い。先端に愛らしい赤い実がついているのはヒペリカム。
赤や黄色など同色で数種の花を選ぶのもよし、個性的な形の花(ダリアやカラー)を一本メインに選ぶのもよし。暗めの色合いでシックな雰囲気を作るのも素敵。
「分量が分からない」という声もあがる。気軽に先生に訊きましょう。
選び終わったら各自レジに並んでお会計。1400?2000円くらいでしょうか。
お花を選び終わって満足げな生徒さんたちを見ていたら、私もやってみたくなった。他のスタッフさんたちは、いつの間にか選んで買っている。先生に残っている花器を出してもらい、私も急遽参加!! 
よし! 最初に目に付いた赤いラナンキュラスと、淡いピンクの同じ花、そして黄色いカーネーションをメインにする。先生にアドバイスをもらい、淡い色のスイートピーを3色合わせる。グリーンはレモンリーフを選んだ。リビングのテーブルに飾ろう、母にも喜んでもらえるように、華やかな雰囲気にしたい。お会計1627円也。

製作会場となる昭和記念公園の「花みどり文化センター」へ徒歩移動。空は明るく雨は上がった様子... いや、晴れてるけどちょっと小雨がパラついてるような? 幸い傘は差さずに済みました。

会場は花みどり文化センター内の研修室。好奇心旺盛な生徒さんたちは隣のギャラリーの展示にも興味深々。
円形の研修室。生徒さんも手伝ってテーブルとイスを並べる。先生を囲むようにテーブルを4つ配置。材料費(花器代など)集金のあと名札を胸に貼り、着席。
まずは自己紹介。みなさん少し緊張気味。引越ししたばかりで新しい家にお花を飾りたいという人、友人を作りたいという人も。ひとりの女性が、指先を温めましょう、と「グーチョキパーの歌」を歌って踊ってくれました。みんな一緒に手を動かしてリラックス。笑顔が広がり、気持ちもポカポカに温まりました。最年少はお母さんと2人で参加してくれた小学生の男の子です。

製作実習開始。
先生の説明。まず最初にすることは水切り。茎を2?3cmほど斜めに切り落とし、水を張ったバケツに立てて吸わせておきます。
花器に入れる吸水フォーム"オアシス"の使い方。初めて触る人も多い様子。初心者向けに分かりやすく教えてくれる。防水用の透明フィルムを花器に敷き、カットしたオアシスを詰める。花器からはみ出たフィルムはハサミで切り取ります。
準備ができたらアレンジ作業開始。まず、花を手に持って色や位置を合わせてみます。
カットしたらオアシスに差し込んでいきます。挿す深さは1cmあれば充分、深く挿すとオアシスの中で茎がケンカしてしまう。茎のカットは斜めが基本。茎のやわらかい花はまっすぐ切る場合もあります。
先生は花にも「顔」があると言う。右を向いたときかわいいもの、左を向いたときがかわいいもの。飾る場所も考えて、テーブルの真ん中なら360度どこからみてもいいように、壁際に飾るなら正面からみるように。

さて、どうしようか? まずはメインの赤いラナンキュラスだよね。思い切ってバッサリ切って真ん中にブスリと挿してみた。もう1本のラナンキュラスとカーネーションは少し短くして重ならないように挿す。このあとどうするの?? 先生にアドバイスを頂き、スイートピーを短く切って手前を隠すように挿す。1本に5つほど小花のついたスイートピーを2つ分のところで切り、手前と奥に分けて使うなんて、思いもつかなかった! 
レモンリーフを両脇に挿すとなんとなくまとまった。でも、なんだかバスケットに花束が入ってるみたいだ。もう一度先生にアドバイスを頂く。アイビーやポトスが用意してあるから、オアシスを隠すように言われた。教室端の机にはメタル色に塗られた枝やグリーンが用意され、自由に使っていいことになっている。モミの木の枝は生徒さんの提供? ありがたく使わせていただきます。
ポトスを一枝持ってきて合わせてみる。なにかイメージが違うなぁ。モミの枝にしてみようか? 花の周りにザクザクと差し込んでみる。なんとなく、おめでたい感じ?? クリスマスとお正月兼用で使えそう♪ これでいいや! 

スタッフとして雑用をこなしながら、生徒さんの様子を見て回る。みんな大胆に短くカットしてますね。こじんまりと小さく上手にまとめている。私にはそこまで短く切る勇気がなかったよ...。
各自お花から選んだとはいえ、みんな違ってみんな良い。クリスマス風にという生徒さんは複数いたけれど、似た作品は一つも無い。全く別もの。世界に一つだけのアレンジ。ここまで違うものになるのか! 無限の可能性を感じました。素晴らしい!!
完成した人から写真撮影。作品を手にニッコリ。みなさん満足げな笑顔です。
希望者にはラッピングのサービスも。色紙と透明フィルムで包み、リボンをかけると「売り物みたい♪」「売れるよ?!」と声があがる。カードにメッセージを書き入れ、木製の小さな洗濯ばさみで留めるとさらにオシャレ度がUP。こんなに素敵なプレゼントもらったら絶対感激するよね。みなさん素人とは思えない出来栄えです。

それでは、ひとりずつ作品発表! 参加者の感想を順不同で:
・お花選びが難しかった。
・頭でイメージしたものと違うものになった。
・花に助けられた。
・ゆっくりと花をいじる時間も大切。
・無心になれた。
・クリスマスの浮かれた気分を全部詰め込んだ。
・楽しかった。
・家でもやってみたい。
・リビングのテーブル置くつもり。
・公園のイメージにした。
・見たことのあるフラワーアレンジを真似してみた。
・(ラップを外したら)ガーベラが意外に大きくて驚いた。
・ヒペリカムが好き。
・ダリアに一目ぼれ。
・360度どこからでも見られるようにした。
・大切な人にプレゼントする。
・いい年が越せそう。

みや先生の作品も出来ていました。紅白の花でまとめ、クリスマスをイメージしたというアレンジ。素敵です。
先生からまとめのお話。
みや先生:「花との出会い、隣の人との出会い。きれいなお花と良い関係が広がっていったらいいな」
りみ先生から、先生2人のユニット「ふらわ」の紹介:「みなさんにお花に触れてもらう機会をつくることの他、結婚式などのアレンジも手がけています」

最後に作品を手に集合写真を撮って終了。お疲れさまでした?!

余談ですが、私は授業後予定通り忘年会へ。移動の電車内、会場の店内の暖房にさらされて二次会まで付き合い、終電間際のラッシュにもまれて午前様。アレンジが崩れることもなく、健気に咲いておりました。(^ー^)v


参考作品1(花1300円)


参考作品2(花1700円)

■テーマ
みんなでお花に触れて贈って、幸せや喜び、人の輪を広げましょう

■対象者
お花に興味がある人
クリスマスのプレゼントを自分で製作してみたい人
家族やカップルで一緒に製作してみたい人
お花を通じで、いろんな人との出会いを楽しみたい人
日常に、すこし癒しを足したい人
気分転換をしたい人

■授業について
世間はクリスマスの3連休。
普段は意外と縁の少ないお花に触れてみませんか?
贈るひとや飾る場所を想像し、自らお花を選び、フラワーアレンジメントを体験してみましょう。

●男性から、彼女や奥様に
ちょっと照れくさいですよね。
買ってきたのもいいけど、「これ作ったんだ」なんて贈られると、こもった気持ちの分より喜んでもらえると思いますよ。
ガラにもない...なんて人ほど、効果がありそう。

●お子様やご家族に
クリスマスプレゼントにお花を添えてみませんか?
食卓に手づくりのフラワーアレンジメント。
より華やかなディナーになりそうですね。
家族で参加して一緒に作るのも楽しそうです。

●お友達とのパーティーに
持ち寄りクリスマスパーティも楽しいですよね。
そこに、手づくりのフラワーアレンジメントを持って行くと株も上がりそうです。

●自分へのご褒美に
お花と色んな角度から向き合って選んでアレンジしていると、楽しみながら不思議と心が落ち着きます。
年末の忙しい日々、そして一年間頑張った自分へのご褒美に、ちょっとリッチなお花を選んで贅沢な時間を過ごしてみませんか?
色んな人と集まって制作するのも楽しいですよ。

今回の授業を切っ掛けに、お花を通じて幸せや喜びの輪が広がって行くといいなと思っています。
ほんのりと、お花と寄り添えますように。

■授業の流れ
11:45
受付開始
12:00
お花選び・購入(ルミネ立川 1F MITAHANA)
13:15
製作会場に移動(国営昭和記念公園)
13:30
自己紹介、授業の説明
14:00
製作開始
15:30
フラワーアレンジメント紹介
16:00
終了

■定員・締切
15名(先着順)

■注意事項
※ご自身で購入していただくお花代は実費となります。
※集合場所などについての詳細は、参加者の方にあらためて連絡させていただきます。

※学生登録してからお申し込みください。
※最近HotmailやGmail等のフリーメールからお申込みいただいた方で参加のお知らせをお送りすると「迷惑メール」フォルダに自動的に入ってしまい、気づかずにご参加いただけなかった方が増えています。本授業をフリーのメールアドレスからお申し込みいただいた方はご注意ください。

先生プロフィール:
ふらわ(さわだ りみ/かわかみ みやこ)

結婚パーティーでお花担当として出会ったお花好きの二人による、2013年6月までの期間限定フラワーユニット。
二人とも、仕事をする傍らフラワーアレンジメントを学び、友人の結婚式のブーケや会場装花の制作、アレンジメント体験会の企画・運営を共同で行う。
ユニット名の由来は、授業のテーマでもあるお花(フラワー)を通じて幸せや喜びと人の輪(わ)が広がってほしいとの想いから。

さわだ りみ

1982年生まれ。
公益社団法人日本フラワーデザイナー協会認定講師。
本業はシステムエンジニア。
これまで、キャスケード、ラウンド、メリアなどのブーケやテーブル装花の制作、東京在住の被災者対象のレッスンボランティアへの参加、アレンジメント初心者向けの体験会等の企画・運営に携わる。

かわかみ みやこ

1982年生まれ。
仕事をする傍らフラワーアレンジメントを学び、友人の結婚式のブーケ、ブートニアの作成を行う。
世界的に活躍するフラワーデザイナーの作品販売の手伝い等を行いつつ、お花を仕事にすべく活動中。

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