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誰もが無料でうけられる授業。興味、関心のおもむくままに気軽に参加できるのがうれしい。 授業に参加することで、知らなかった人、知らなかったこと、知らなかった場所に出会える。そんな喜びがあるはずです。

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2012年12月 8日 (土)
にしがわおせちで迎えるお正月(国立市)

日時
2012年12月08日(土)15:30〜18:00
教室
やぼろじ
所在地
国立市谷保5119
定員
20名
授業料
無料(ただし、材料費として2,000円)
先生
小林まどか(やま森カフェ料理長)、赤木眞理(伝承おせち研究家)
協力
(株)やまもり(やま森カフェ
授業コーディネーター
天野洋嗣

【授業レポート】
※授業の様子はFBアルバムにてご覧いただけます。

授業スタッフのタケです。
師走に入って一週間経った12月8日(土)、この日は国立市谷保で開催された
「にしがわおせちで迎えるお正月」・・・・伝統的おせちについて学んだり作ったりする授業
にスタッフとして参加しました。
こちらの授業についてレポートさせていただきます。

教室は国立市谷保にある
「やぼろじ」
古民家を利用したコミュニティスペースで谷保の「路地」という意味です。
皆さんからとてもいい所と聞いていたのですが、初めて行ったやぼろじは
広いお庭や畑もあるのんびりとした素敵な場所でした。
天気が良かったので縁側がポカポカ陽気で気持ちよかったです。

■自己紹介タイム

授業コーディネーター、授業スタッフの挨拶に続いて生徒さんの自己紹介となりました。
参加者は約20名で男性は4名でした。
男性スタッフの私としては「男子も頑張ろうぜ!!」と心の中で激励していました。
おせちは毎年食べる専門の方が多いらしい。今年は何か一品作ってみたい、という方や
アンティークのお重を買ったので、中身を作りたいという方もいらっしゃいました。

続いて先生の自己紹介。やぼろじ、やまもりカフェの料理長小林まどか先生と
伝承おせち研究家の赤木眞理先生のおふたりでした。

■おせち料理づくり

自己紹介タイムが終わると早速厨房に移動して料理タイムに突入!
実際作りながら、おせちの作り方や意味を教えていっていただきました。

赤木先生から伝統的おせちの代表美味しい「煎り鳥」の作り方を伝授していただきました。
ゴボウなど硬いものから煎ると柔らかくなり味がしみやすくなるとの事でした。

栗きんとんを作るとき出る、さつまいもの皮は油で揚げ砂糖をまぶしてかりん糖にすると
おやつになるとのこと。生徒さんから、「なるほどー」という声がありました。
食材を無駄を少なく使うことが出来て良いな、と思いました。

生徒さんも積極的に作業を体験、栗きんとんの裏ごしを一生懸命お手伝いしていただきました。
この裏ごしで、さつまいもと栗がなめらかになります。

最初厨房は寒くて心配でしたが、約20人の生徒さんの熱気でだんだんと
暖まって来るのが感じられました。

小林先生の方では田作りを作っていただきました。
「田作り」の意味は、元旦が田をつくる始まりということからとのことです。
「田作り」の別称、「ごまめ」は五万豆と書き、昔は田んぼにカタクチイワシを
肥料としてまいたことから来ています。
たくさんのお米がとれるように、と願いが込められているのだそうです。

伝統的なおせちのそれぞれの料理には縁起のよい意味と願いが込められているのですね。
とっても勉強になりました!

■試食会とディスカッション

なます、煎り鳥、黒豆、田作りが完成してお待ちかねの試食タイム。
座敷でみんなで一足早いおせちを楽しくいただきました。
素朴でいて深い味わいでとっても美味しかったです!

お金を払えば何でも買える今、何か一つでも家庭で料理を作ったり、
料理を囲んで家族で過ごす大切さを考えるきっかけとなれたかな、と思いました。

私も今年のお正月は何か一品チャレンジしてみようかな?と感じた授業でした。


■テーマ
正月のおせち料理といえば以前は三が日を過ごすための「保存食」でした。最近はデパ地下やコンビニで済ませることも多い「おせち料理」ですが、昔はそれぞれの家庭の味がありました。
正月の時期に家族が働かないようにできるだけ簡便に、そして食材1つ1つに意味を持たせて、そして料理の中にこの1年を平安に過ごすための最小限の「幸せ」を凝縮させたある意味「日本人の英知の集結」がおせち料理でしたが、最近は添加物の入ったカタチばかりの料理が主流になってきているように感じます。
今回の授業はそんなおせち料理を考える授業です。この機会に「おせち料理」を探求してみませんか?


たとえば「田づくり」って皆さんの家庭でどうやって作ってますか?田づくりはおせち料理の代表的な1品ですが、食材を選ぶポイントとは?作る上で美味しく仕上げるには?そんな疑問を解決する季節の食材を使ったおうちで作れる「おせち料理」を学ぶ授業。
今年4月谷保にある「やぼろじ」で「こだわりの新鮮食材をたくさん取り入れたお母さんの手料理」をコンセプトとしたカフェをオープンした「やま森カフェ」で地野菜を使った正月のおせち料理を学んでいきます。
今年の正月は美味しい母の味を食卓に並べてみませんか?
授業の後はちょっと美味しい忘年会も開催する予定。

■対象者
料理が好きな人。
多摩のおせち料理に興味がある人。
来年の正月にご自宅におせち料理を1品加えたい人

■授業について
節日(節句)に作られる正月料理を御節(おせち)料理といいます。おせち料理は重箱に煮染めを中心に詰められ、華やかな色合いと日持ちする食材を上手に使って彩られます。
今回の授業では、身近な食材を使って母の味の「おせち料理」をもう一度ご家庭で作っていただけるようになっていただきたいと思います。
今回は伝承おせち料理の研究をされてる赤木眞理さんからそれぞれのおせち料理の「意味」を解説、理解していただき昔ながらの作り方も学び、小林先生から少しだけ現代風にアレンジした調理方法を学べる授業。
盛りつけもちょっと工夫すると。。。そんなことまで学べます。

そして出来上がったおせち料理を試食しながらディスカッション。ご自分のお家のおせち談義に花を咲かせましょう。作ったおせち料理は少しだけですがお持ち帰りできます。

■授業の流れ
15:00
受付開始
15:30
授業開始
おせち料理づくり
17:30
試食会とディスカッション
18:00
記念撮影 終了

■持ち物
エプロン、筆記用具、スリッパ、持ち帰り用タッパ(少しですがお持ち帰りできます)

■定員・締切
20名(応募者多数の場合は抽選)

■注意事項
※学生登録してからお申し込みください。
※最近HotmailやGmail等のフリーメールからお申込みいただいた方で参加のお知らせをお送りすると「迷惑メール」フォルダに自動的に入ってしまい、気づかずにご参加いただけなかった方が増えています。本授業をフリーのメールアドレスからお申し込みいただいた方はご注意ください。

先生プロフィール:
小林まどか(株式会社やまもり 料理長)

1972年生まれ。2児の母。『「母めし」で社会を元気に』をスローガンに、社員食堂やレストランの設営・運営のコンサルタント事業を展開している株式会社やまもりが2012年4月にオープンした国立市谷保の古民家「やま森カフェ」の料理長。20代でマクロビオティックの勉強を始め、イギリスでマクロビの修行し帰国。大阪で有名なオーガニックレストランで勤務し、30代で小料理屋を大阪で経営する。その後結婚・出産を契機に東京へ、現在の「やま森カフェ」の料理長となる。

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