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誰もが無料でうけられる授業。興味、関心のおもむくままに気軽に参加できるのがうれしい。 授業に参加することで、知らなかった人、知らなかったこと、知らなかった場所に出会える。そんな喜びがあるはずです。

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2012年11月 3日 (土)
ウィーンの歩き方(府中市)

日時
2012年11月3日(土)13:00〜16:30
教室
府中市立中央図書館4階 多目的ルーム
所在地
東京都府中市府中町2-24
定員
20名
授業料
無料
先生
遠藤なおこ(音楽家)
協賛
府中市立中央図書館
授業コーディネーター
天野洋嗣

【授業レポート】
※授業の様子はFBアルバムにてご覧いただけます。

今年は、府中市とウィーンヘルナルス区が友好都市の関係を結んでから20周年。
そんな記念すべき年に、東京にしがわ大学の授業『ウィーンの歩き方』が開催されました。

今回の授業は、いつものにわ大の授業とは異なった顔ぶれです。
にわ大の学生、先生、授業コーディネーターだけではなく、今夏ウィーンに派遣生として訪れた高校生、にわ大と協力して授業づくりを行ってくださった府中市中央図書館の職員の方、普段から中央図書館を利用していて授業に興味を抱いて参加してくださった方など、様々な方が集まりました。

参加者の目的も様々です。
「初海外旅行でウィーンに行きたい」
「何度も訪れているくらいウィーンが好き」
「ウィーンにホームステイした経験をみんなに伝えたい」
など、一人一人が明確な理由がありました。

さて、まずはウィーン、そしてヘルナンス区の紹介です。
紹介していただいたのは、遠藤なおこ先生です。
今回は、グーグルアースを使用しての紹介だったので、まるで自分がウィーンの街並みを歩いているかのように感じられました。
さすがはウィーンに住んでいたことがある遠藤なおこ先生。すらすらとウィーンの紹介が進みます。
先生の紹介を聞いているだけで、行きたくなってしまいますね。

次は、トラベルマップ作りです。
ウィーンで訪れてみたい場所を決めていきます。
しかし、普通に行きたい場所を決めるなんてことはしない。
「自分がおじいちゃん、おかあさんなど、普段とは違うキャラになりきってトラベルマップを作っていきます。」
さすがは、東京にしがわ大学の授業といったところでしょうか。
ここで活躍するのはウィーンへの派遣生の方。
数か月前まで滞在していた経験をフルに生かして、
「おじいちゃんだったら、図書館でゆっくりしたいかも」
「おかあさんだったら、ここのオシャレなカフェでお茶したいよね」
など、いろいろなアイディアが出てきます。
そんなアイディアを結んで、一つのトラベルマップを作る作業に、みなさん夢中になっていました。

いよいよ、各班のトラベルマップの発表です。
それぞれのキャラ設定が細かくて、おもしろかったです。
「年商8億円のおとうさん」
「お金持ちのおじいちゃん」
みなさん、お金の家族で、好きなことができるという妄想を繰り広げていました。
発表を見ていると、どの班も楽しそうにトラベルマップの説明をしている姿が印象的でした。
やはり、トラベルマップを作っている時間って、楽しくて、幸せなのでしょう。

授業の内容とは別に感じたことは、にわ大のスタッフに負けないほどの、中央図書館の職員の方々の熱意です。
自分がなりきるキャラをどうしようか迷っていたときに、さっとクジを用意してくださったり、
トラベルマップ作成中も、いろいろと話しかけてくださって、新しいアイディアが生まれたりと、伝わってくるものは大きかったです。

「今回のトラベルマップを実現させるために、ウィーンに行ってきました!」
そんな話が聞ける日が楽しみですね。

以上


■テーマ
約80万冊の蔵書を持つ府中市中央図書館のウィーン関連の蔵書資料を用いて図書館にいながらオーストリアのウィーンを巡る「バーチャルまちあるき」用のトラベルマップを制作していただきます。
疑似家族でウィーンの街を楽しむ方法をみんなで探っていきます。
おばあちゃんになってオペラを楽しんだり、おにいちゃんはカフェ巡りを考えたり、グループでウィーンの街の「空想巡り」を楽しみます。
府中市とウィーンヘルナルス区が今年20周年を記念して東京にしがわ大学と府中市中央図書館がコラボレーションする授業です。

■授業について
前半
図書館資料を利用してルートマップを作成します。
グループごとにウィーンのルートマップを作成する。指定された3か所のポイントまでのルートをグループごとに考えていただきます。
グループは模擬家族を作り、それぞれの役を地図に投影していただきます。(例/お母さん・お父さん・おじいさん・お姉ちゃん)
図書館資料を参加者自身で探していただきます。

後半
発表/それぞれの作成したルートを解説していただきます。
この際に派遣留学生及びオーストリアに在住経験のある方に解説、旅の補足をしていただき、よりリアルな卓上シミュレーションに仕上げていきます。

■対象者
図書館好きな人、本好きな人
旅好きな人
オーストリアやウィーンに旅行経験のある人
将来ウィーンを旅したいと思ってる人

■授業の流れ
12:40
受付開始
13:00
東京にしがわ大学の紹介、自己紹介
ルートマップの調査(1時間)
ルートマップの作成(1時間)
15:00
各グループの発表
16:00
参加者全員でディスカッション
記念撮影
16:30
終了

■持ち物
筆記用具、ノートなど各自でご用意ください。
マップづくりに役立ちそうな資料や写真をお持ちいただいて結構です。

■定員・締切
20名(先着順)

■注意事項
※学生登録してからお申し込みください。
※最近HotmailやGmail等のフリーメールからお申込みいただいた方で参加のお知らせをお送りすると「迷惑メール」フォルダに自動的に入ってしまい、気づかずに ご参加いただけなかった方が増えています。本授業をフリーのメールアドレスからお申し込みいただいた方はご注意ください。

先生プロフィール:
遠藤なおこ(音楽家)

国立音楽大学を卒業後渡欧。ウィーン国立音楽大学にて元ウィーンフィル首席奏者のウェルナー・トリップ氏に師事、ディプロム取得し卒業。ウィーン楽友協会やオーストリア国立図書館主催演奏会などに出演。帰国後多数のコンクールに入賞。フルートと朗読で綴るCD「銀河鉄道の夜」をリリース。現在、後進の指導に携わる傍ら、国内外を問わずソロ・室内楽で演奏。NPO法人「The BlestCouncil/芸術を教育・福祉へ」理事。認定NPO法人「府中国際友好交流会」会員。

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