05 授業に参加

トップ > 授業に参加 > 夏のからだを考える - 太陽と上手につきあおう -(三鷹市)

誰もが無料でうけられる授業。興味、関心のおもむくままに気軽に参加できるのがうれしい。 授業に参加することで、知らなかった人、知らなかったこと、知らなかった場所に出会える。そんな喜びがあるはずです。

これまでの授業レポート

授業一覧

2012年7月 7日 (土)
夏のからだを考える - 太陽と上手につきあおう -(三鷹市)

日時
2012年07月07日(土)15:30〜19:00
教室
あきゅらいず美養品 森の食堂
所在地
東京都三鷹市野崎3-21-18
定員
30名
授業料
無料
先生
湯忠立(Tang ZhongLi)
協力
白田倫子 あきゅらいず美養品(アシスタント)
授業コーディネーター
天野洋嗣

【授業レポート】

■参加者

[内訳]
初参加は8名ほど
前回の中医学の授業に参加された方は3名ほど
にしがわ以外からお越しの方は安孫子や品川からなど3名ほど

[参加の理由]
・肌荒れ・アレルギー・じんましんなど健康上の悩みがある方
・夏痩せ(8キロも痩せてしまうという方も!)や暑がり、日焼け対策などこれからの季節ならではの悩みを持った方も
・食べることが好き
・薬膳料理に興味がある
・経路や経絡に興味がある方
・中医学の相手の全体を見る考えに共感し、西洋医学に限界を感じているかたも。

■授業の流れ

・スタッフ、湯先生、白田さんの紹介と生徒さんの自己紹介
 →七夕の日にちなみ、中国の七夕の日に香袋を女性から男性に贈る習慣の紹介
・湯先生の授業「中医学入門」
 →西洋医学は症状を見るのに対し、中医学は全体のバランスを調整する
 →全身の機能と組織は繋がっている。
  ツボを刺激し、間接的に治療を行う。

ツボと経絡が線路に例えられた説明で分かりやすいとの声が。
皆さん真剣にメモを取っておられました。

・休憩
 →薬膳ゼリーを食べながら
  ニンジン・リンゴ・セロリをミキサーで混ぜ、寒天で固めたもの。
  食物繊維がたっぷりで程よい甘さ、ニンジンは目に良いそう。
・湯先生の授業「太陽と上手に付き合おう」
 →体に悪いというイメージの紫外線は、実はカルシウムや鉄分などの吸収に必要で、子供の近視を防ぐ効果も
 →今の季節の太陽にあたるベストな時間は、やや弱い紫外線と赤外線が含まれている午前10時と午後4?5時の間。
  30分ほど、手足や背中に浴びると効果的
 →食材によって紫外線に対する効果が異なる
  効果的な食材...トマトや大豆製品など
  摂取した後あまり日に当たらない方が良い食材...レモン、パイナップルなど感光性の食べ物

■グループディスカッションと発表

生徒さん6名のグループにスタッフが1?2名入り、授業で学んだことなどディスカッション、その後生徒さんの代表者が前に出て発表。

・中医学は食べ物でも季節でもバランスを取ることがポイントであることが分かりやすい。
 その一方で組み合わせにより毒にもなるので難しい。
・自分と向き合う東洋医学の考え方に共感
・中医学をどうしたら広められるか。
 簡単に自分が都のタイプが分かれば良いのでは。。。アプリの開発など??

■授業の感想

・今回2回目の開催でしたが皆さん熱心に授業を聞いておられ、健康や薬膳に対しての興味の高さがうかがえました。
湯先生の講義の内容も、紫外線は悪いものではなく、骨を強くするためには浴びた方が良いなど目からうろこでした。また、何事もバランスを考えて生活をしていくことが大切だと改めて思い知った授業でした。
授業終了後も残って先生に質問や、生徒さん同士交流されている方がいてディスカッションの時間があって本当に効果的だと思いました。
次回も季節ごとに健康面でも食材でも色々なテーマがあると思うので、シリーズ化して中医学を広めて行きたいなと思います。

以上


■テーマ
中国の伝統医学・中医学に触れ、病気と健康の間の「未病」の状態や自分に合った健康維持管理を、先生のアドバイスのもと考えていきます。季節の変化に体を合わせながら、自然に健やかに生活する健康法を知ることができます。

■授業について
「紫外線はお肌の大敵!」春から夏にかけて、こんなコマーシャルをよく聞きます。最近は日傘が大人気で街を歩く人たちを良く見かけます。
できるだけ日に当たらないようにして、それこそ悪者を避けるように、日光から逃げ回っていませんか?
しかし地球上のあらゆる生物は太陽の恩恵を受けて健康的に生きています。もちろん人間も同じです。

中国の古いことわざに「陽光は宝、陽に当たれば体は元気」というのがあります。
まさにこの「宝」の価値を私たちは再認識していただきたいとこの授業を考えてみました。

中国伝統医療の基礎理論のひとつに「陰陽学説」があります。その考え方の最も基本となるのが太陽に向かっている部分が「陽」、背を向けている部分が 「陰」となり、陰と陽は互いに補完しあってはじめて一つの存在なります。もし陽がなければ陰も存在しません。どちらが悪いということではなく、陰も陽も上 手に付き合っていく。紫外線も同じで、悪いものと一方的に決めつけるのではなく、さまざまな角度から太陽の光を見ていく必要があります。中医学シリーズの 第2回目となる今回の授業では 「太陽と上手に付き合う」方法について中医学を皆さんに体験していただこうと思います。

中医学では、「陰陽」や「五行」など中国の自然哲学思想を背景に、人も自然の一部と考えて自分のからだを調整する方法を学びます。

■授業内容
奥が深い中医学を学ぶには相当の時間を要するため、この授業ではまずその面白さに触れてもらうことを目指します。
中医学の基礎入門に加え、季節に合わせた暮らし方を考える「太陽と上手に付き合おう」という各論の二部構成。中医学の基礎を学び、雰囲気に触れ、実際の生活の助けとなる様々なヒントを知ることができます。

1)中医学の入門編!湯先生の講義を聞きます。
中医学の考え方、用語、病気の予防、薬膳など、レジュメに沿って湯先生の講義を聴きます。
2)太陽と上手に付き合う
中医学を基にした「家庭でできる薬膳料理」を試食しながら、太陽との上手な付き合いかたを学びます。また、参加者同士でディスカッションしていただく時間もご用意しています。皆さんで悩みなどを共有してみましょう。

■中医学とは
中医学とは、中国で古来より生理観や病理観、および診断・治療の方法を、ひとつに体系化された「中国伝統医学」です。現代医学(西洋医学)とは違っ た角度 から人体を見、治療を施すことによって、西洋医学では手の届かなかった、いわゆる「未病」「慢性症状体内の崩れたエネルギーバランス」「体質が起因の病」 の改善や治療をおこないます。
中国では、中医学を専門に勉強する大学があり、この大学課程の終了者が中医師と呼ばれています。

■授業の流れ
15:00
受付開始
15:30
授業開始
自己紹介
湯先生から中医学基礎講座intro
家庭でできる薬膳料理を試食
太陽と上手につきあおう
ディスカッション
記念撮影
19:00
終了

■定員
30名

■注意事項
※当授業は法律に基づき医療行為はおこないません。中国伝統医療の啓蒙となりますので、ご参加の方々はご理解をお願いします。
※筆記用具、ノートなどを必要に応じて各自ご用意ください。
※学生登録してからお申し込みください。
※最近HotmailやGmail等のフリーメールからお申込みいただいた方で参加のお知らせをお送りすると「迷惑メール」フォルダに自動的に入ってしまい、気づかずに ご参加いただけなかった方が増えています。本授業をフリーのメールアドレスからお申し込みいただいた方はご注意ください。

先生プロフィール:
湯忠立(Tang ZhongLi)

1983年 中国遼寧省 遼寧中医学院大学卒業 同大学助教授・教授を経て
1992年 同大学付属病院 院長
1996年 来日 現在 漢方医事コンサルタント
湯氏中国医学整体院院長
中国医学はもとより、西洋医学にも深い造詣を持つ。
別冊宝島「マッサージ上級指南」などに紹介され、中国では著作活動も行っていた。

授業一覧