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誰もが無料でうけられる授業。興味、関心のおもむくままに気軽に参加できるのがうれしい。 授業に参加することで、知らなかった人、知らなかったこと、知らなかった場所に出会える。そんな喜びがあるはずです。
これまでの授業レポート
2012年5月12日 (土)
【東京ミルク!】 都市型牧場で知る、おいしい牛乳のつくられ方(八王子市)
【授業レポート】
八王子市にある牧場「磯沼ミルクファーム」で牛乳のつくられ方を知る授業を行ないました。
参加者は約20名の男女と2組の家族連れ、小さなお子さんが四人参加してくれました。
「磯沼ミルクファーム」さんは、京王線山田駅から徒歩15分でついてしまう牧場です。
誰もが駅から近い所にこんな沢山の牛がいるなんて!と驚くほどです。
大通りから少し歩くと牧草の緑が広がり、牛と羊がのびのびとしています。
授業はまず参加者一人ずつの自己紹介から始まりました。
やはり「食」について興味がある方が多かったです。
近くに住んでいて気になっていたけどなかなか来れずにいた方、遠く都心から来られた方もいらっしゃいました。
その後、今日の先生である磯沼さんから挨拶です。
「家畜は何百年も前から人の暮らしには欠かせないもの、今日は人の近くで牛を飼うことを知ってほしい」
牛乳は私たちの生活にとても身近なものですが、どのような過程を経るのか実際に目にする機会はあまりないですよね。
テーブルの上にミルクの瓶が三本置かれて、いよいよ授業がスタート。
ブラインドでミルクのテイスティングをします。
「どれが絞りたてのミルクでしょうか?」
それぞれの瓶から牛乳を飲んだ後、参加者に手を上げてもらいました。
どれも美味しく感じたのですが、ちょっと濃いかな?と思えた瓶に多く手があがりました。
実は絞りたてのミルクは意外にもサラサラしているのです。
皆さんは「絞りたては濃いものだと思ってた!」と驚きの声が上がります。
ミルクを楽しんだあとはお昼ごはんの調理に入ります。
参加者自ら畑に向かい、具になる野菜を採ってきます。
そして大きい鍋にミルクと野菜、自家製のソーセージを入れて煮込みました。
隣ではチーズを作った時に出た「ホエー」を入れたご飯を炊きます。
長い椅子とテーブルを並べて、出来上がったミルクスープとミルクご飯を大勢で食べました。
大人数で調理をし、美味しいご飯を食べる時間は皆さん始終笑顔です!
お腹がいっぱいになった後は、いよいよ乳搾りの実体験。
恐る恐る乳牛の大きな乳房を触ると、勢いよくミルクがこぼれました。
絞りたてのミルクを手に受けて「すごく温かくてびっくり」との意見が多かったです。
乳搾りだけではなく、先生から牧場全体の案内をしていただきました。
牛が快適に暮らせる為に牛舎にしている工夫、食べている飼料を見ます。
磯沼さんはカカオの殻やコーヒーなどを使って、快適に暮らせるようにしていました。
また、牛糞から堆肥を作っているところや、放牧の方法も聞きました。
牧草を手にとって牛に与えながら、参加者から牛や牧場について色々な質問も出ました。
どのように牛が生まれ、何を食べ、育ち、またミルクをとっているのかを私たちは目の前にしました。
過程の全てが「目に見えた」食べ物は安心するな、と強く思いました。
授業の後には磯沼さんの美味しいミルクやヨーグルトやプリンを買う人が沢山いらっしゃいました。
私は特にプリンが絶品だと思っています!またすぐに食べたいくらいです。
最初は身体の大きな乳牛にびくびくしていた小さな参加者のお子さんも、気がつけば近くに寄って草をあげていました。
人のすぐ傍に家畜がいる。
今ではあまり見られないこんな光景が昔は当たり前だったんだろうな、とぼんやり思いました。
この授業を通して乳牛が少し身近に感じるようになりました。
半日がという短い時間でしたが、普段何気なく口にしている牛乳について考えるいいきっかけになったと思います。
「牛を幸せに育てたい」
牧場で聞いた磯沼さんの言葉が忘れられません。
ミルクを飲むたびに、元気な乳牛たちと大勢で食べた楽しいお昼ご飯を思い出します。
レポート:サキ(芳賀弥咲)
■テーマ
都市型牧場を通して知る、東京の酪農、にしがわの自然
■対象者
食育に興味がある人、東京の牧場に興味がある人
東京のにしがわ、八王子市内にある磯沼ミルクファーム。
まるで東京では無いかの様な自然が広がり、牛さん達がのびのびと暮らす空間がそこにあります。
牧場から届けられる牛乳は、東京都で最優秀賞を取った本物の味!!
その美味しさの秘密はどこから来てるのだろう?!気になりませんか???
今回の授業は、牧場を経営する磯沼正徳さんから、東京で牧場を営む魅力や苦労をお聞きし、
料理づくりや牛さん達とのふれ合いを通して、にしがわの自然や牧場の魅力を体験する授業です。
親子での参加も大歓迎!!春の陽気にかこまれ、みんなでほっこりしてみませんか?
■授業の流れ
- 10:00
- 受付
- 10:15
- 始めに(スタッフの紹介)
- 10:20
- 簡単に自己紹介
- 10:50
- 先生の紹介
- 11:00
- 乳牛3種のティスティング & 調理 → お昼ご飯
※最初に調理グループとティスティンググループに分かれます(途中交代)
・ミルクで炊いたご飯を食べよう!(ハッシュドビーフ、カレー、ビーフシチュー)
・ミルクスープを作ろう! - 12:30
- 磯沼牧場を体験しよう!(牧場ツアー、乳搾り体験)
- 13:30
- 感想、先生からの振り返り
- 13:50
- 記念写真撮影
- 14:00
- 終了 → 自由解散(見学、お土産購入など)
■持ち物
三角巾、エプロン、タオル、滑りにくい靴(長靴をオススメします)
※牧場ミルク等を購入予定の方は、保冷袋などをご用意いただくと便利です
■定員・締切
20名 (応募者多数の場合は抽選。5月5日申し込み締め切り予定)
■注意事項
屋外での授業となります。滑りにくい靴、動きやすい格好でお越しください。
当日は公共交通機関でのご参加をお願いしています。(別途、事情のある方はご相談ください)
今回の授業は途中、昼食を挟みます。牛乳や野菜アレルギー等ある方は事前にご連絡ください。
雨天の場合、授業内容の変更有り(牧場ツアー ⇒ 牛の話しに変更、調理=屋根のある場所。その他は変更なし)
※学生登録してからお申し込みください。
※ほかの授業への重複申込みは無効となりますのでご遠慮ください。
先生プロフィール:
磯沼 正徳
1952年生まれ。東京八王子高尾山のふもとで酪農を営む。3種の乳牛ホルスタイン、ジャージー、ブラウンスイスが合わせて約100頭。牧場から取れる牛乳は東京都で【最優秀賞】を取得!日本で唯一「かあさん牛の名前入りヨーグルト」を製造販売。溶岩石窯ガーデングリルを使った食育体験教室や酪農体験教室を開催。チーズ作り、バター作り、石窯ピザ作り、カウボーイ・カウガールスクールなどの各種牧場イベントや季節のイベントも行い、人と地域をつなぐ活動を行っている。
【facebook】http://www.facebook.com/isonuma
【ホームページ】http://isonuma-farm.com/