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トップ > 授業に参加 > オモイデトラベル にしがわ青春編(多摩市) 〜ひとをしる まちをしる じぶんをしる〜

誰もが無料でうけられる授業。興味、関心のおもむくままに気軽に参加できるのがうれしい。 授業に参加することで、知らなかった人、知らなかったこと、知らなかった場所に出会える。そんな喜びがあるはずです。

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2012年4月14日 (土)
オモイデトラベル にしがわ青春編(多摩市) 〜ひとをしる まちをしる じぶんをしる〜

日時
2012年04月14日(土)13:20〜18:10
教室
聖蹟桜ヶ丘 (多摩市)
集合
関戸公民館(VITA)内 市民スペース
京王線 聖蹟桜ヶ丘駅西口徒歩1分
※雨天時はコースの変更または中止する場合があります。
定員
12名(応募者多数の場合は、抽選。4月5日申し込み締切予定)
授業料
無料 (但し、施設料とボランティア保険料200円を当日頂きます)
先生
なし
協力
せいせき観光まちづくり会議さま(ガイド)
授業コーディネーター
吉野 佳 タジカズヒデ

【授業レポート】

... 4/14、外は雨。前半が街歩きの授業という事もあって、スタッフ間にも「はたして人数が集まるのだろうか?」という一抹の不安がありました。しかし、そんな不安もなんのその!受付時間になると続々集まる参加者の皆さん達。受付が終わり、他の参加者さんを待ってる間にも、耳をすませばの話題などをきっかけに参加者さん同士で話しが弾んでいました。

授業はまず自己紹介からスタート。名前(ニックネーム)、どこから来たか、この授業に期待する事などを話し始めました。埼玉や千葉から参加されている方がいたり、耳すまの舞台となった町を巡り、10代の頃の自分を振り返りたい方がいたり、誰かとの会話の中から改めて自分を見つめ直したい人がいたり、その動機は様々です。

各自、自己紹介が終わり最後に今回の授業で耳すまガイドをして下さった鴨川さんの紹介。学生時代から大の耳すまファンだったという鴨川さん、鴨川さんのガイドはこの後ポイントポイントで参加者さんの想像力を膨らませ、楽しませる事になります♪

さて、授業はいよいよ聖蹟桜ヶ丘の町を巡る旅へと船出します。駅の前には数日前に完成したばかりの地球屋のオブジェがあり、参加者一同いきなりテンションが上がります!窓から中をのぞくと、しっかり細部まで作り込まれた地球屋がそこに広がっており、屋根の上にはムーンがいてファンを迎えます。

駅前からてくてく歩くと映画の中で図書館があった場所へと続くゆるやかな坂。一歩一歩登るたびに眼下には映画で見た様な景色が広がり、聖蹟桜ヶ丘が丘の町である事を実感できます。途中、ファンの間で「杉村神社」と呼ばれている場所で小休憩。

境内には恋みくじがあり、ここは映画で杉村が雫に告白した場所なのですが、参加者さんも思い思いに映画のシーンと自分達のオモイデを重ね合わせ、おみくじを引いて一喜一憂してました♪

その後も映画に出たシーンの数々を周りながら、丘の上、映画で地球屋のあったロータリーへと向かいます。途中、目の前にパッと広大な視界が広がり、まるで空に浮かんでいるかの様な階段があったり、歩きながら映画のワンシーンを思い浮かべる事は、家族との関係や上京する前の田舎の事、様々な人生のワンシーンともリンクしている様で、まるで歩きながらこの後のディスカッションの準備が出来てる様でした。

ロータリーの一画には耳すまファンが訪れる洋菓子店があります。店内には交流ノートの他に、映画やイベントの記事もあり、上映から17年、映画とファンの歴史が垣間見えます。お菓子を買ったり、ちょっとしたお土産タイムにもなりました。

そして授業も後半戦。ロータリーから数分の「ゆう桜ヶ丘」に移動しディスカッションタイム...の前に、コーヒーと紅茶で一服します。和室な空間にいると、このままゆっくりしたくなるので不思議ですね!

ディスカッションはバロンチーム、ムーンチーム、地球屋チームに分かれチームごとに各々10代のオモイデを話し共有しました。甘酸っぱい恋を思い出すチーム、今につながる過去について話すチーム、耳すまの舞台を巡った感想を交え10代を振り返るチーム、面白いぐらいにチームカラーが出ていました。

でも、一つ言えるのはどのチームも誰かとオモイデを共有する事が気づけば自分を見つめ直す事にもつながっていたと言う事。

自分をよく知る知人よりも以外に初めて会って同じキーワード(耳すま)を共有する相手との方が話しが広がり、深く自分を見つめ直せるのかもしれませんね。それは、ある種自分だけでなく参加者さんにとっても新鮮な驚きだった様です。

ある参加者さんの「自分の10代って、あまり面白くないと思ってたけど、真剣に恋して、笑って...実はとても充実してたのかもしれない」という言葉が印象的でした。

何気ない毎日、ふと誰かとオモイデを共有してみるのも今だからこそ見える景色や気づきがあります。オモイデトラベルは人と人、過去と現在をつなげる、そんな魔法の旅だったのかもしれませんね。

レポート:?大森 啓史

■テーマ
共感する事で人を知る。オモイデを語ることでじぶんに気づく。

■授業について
授業では、ジブリ映画「耳をすませば」の舞台といわれる聖蹟桜ヶ丘の街で、
様々なシーンでロケーションとなった場所をめぐり、参加者の10代の頃の
オモイデを話していき、人に共感したり、自分に気づいたりしていきます。


たとえば、10代の頃、夢中になっていたこと。自分に迷っていた時間。
とどいたり、とどかなかったオモイ。家族との関係など。「耳をすませば」の
シーンから、引きだされる各々のオモイデをみんなでシェアしていきます。
楽しかったり、美しいオモイデでなくても、まったく構いません。


「人を知る」のはむずかしい。
だけどオモシロイ。
だからオモシロイ。


そんな事を考えていた時、姉妹校のサクラジマ大学から「オモイデトラベル」
というちょっと不思議な授業のはなしを聞きました。ひとりのオモイデを共有し、
その人にまつわる場所を旅しながら、オモイデを共感していく授業。
話を聞いて心が動き、自分もそんな「共感する授業」をにしがわでやってみたいと思うようになりました。


どんなことを考えているのか、何を感じているのかを知ろうとすれば、
その人の「人となり」が見えてくるような気がします。


人に共感する時、相手に共鳴した自分の一部にふと気づいたりします。


記憶の中にしまってあるオモイデをシェアする中で、すなおな自分になって、
より深い自分に出会えたり、見つめ直したりできるはずです。

そんな小さな旅のような授業。
オモイデトラベルにいっしょに参加してみませんか。



■授業の流れ

13:00
集合(聖蹟桜ヶ丘、関戸公民館VITA内 市民スペース)
受付開始
13:20
はじめに 自己紹介
聖蹟桜ヶ丘と耳をすませばのお話
14:00
ツアー出発
16:10
ゆう桜ヶ丘(コミュニティーセンター)に到着
16:20
グループワーク開始
17:20
作文づくり、振り返り
18:05
写真撮影
18:10
授業終了 現地解散

■定員・締切
12人(応募者多数の場合は、抽選。4月5日申し込み締切予定)

■注意事項
※施設料とボランティア保険料200円を当日頂きます。
※昼食は済ませてから、おいでください。
※筆記用具、ノート、飲み物、帽子などを必要に応じて各自ご用意ください。
※飲食代、交通費などは各自ご負担ください。
※歩きやすい格好、靴でご参加願います。
※参加申し込み時のコメント欄に、授業に期待する事、話したいエピソード(話す
 テーマは「授業について」の文中を参照)等をご自由にお書きくだされば幸いです。
※学生登録してからお申し込みください。
※ほかの授業への重複申込みは無効となりますのでご遠慮ください。

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