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誰もが無料でうけられる授業。興味、関心のおもむくままに気軽に参加できるのがうれしい。 授業に参加することで、知らなかった人、知らなかったこと、知らなかった場所に出会える。そんな喜びがあるはずです。

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2011年11月15日 (火)
【高松町商店街シリーズ】お米屋さんに お米のことを お米を食べながら聞いてみる(立川市)

日時
2011年11月15日(火)19:00〜21:00
※土曜日ではありません。ご注意ください。
教室
横町屋
所在地
立川市 高松町 2-11-23 MAP
定員
10名(応募者多数の場合抽選)
授業料
無料
先生
栗原 一雄 横町屋店主
授業コーディネーター
酒村 なを

【授業レポート】

お米について、自分の好みを説明できますか?
地元のお米屋さんで、お米を買ったことはありますか?

...私はどちらもNOでした。
毎日食べるものだからこそ、「当たり前」と思うのではなく、興味を持って知る努力をしなければいけない。
そして、先生は町の中にいるんだ。日常生活の中で、触れ合っていけばいい。
そう実感する授業でした。


東京にしがわ大学はじめての平日の授業にもかかわらず、14名もの方が参加された本授業。
立川駅から徒歩20分弱の、高松町商店街で3代続くお米屋さん、横町屋にて開催されました。
簡単な自己紹介では、食への関心の高さと同時に、高松町商店街への興味もうかがわれました。

■精米について
精米機の種類(普段食べるお米は摩擦式、酒米は研削式)や無洗米(加水精米方式、乾式研米方式、特殊加工方式がある)、精米の工程(?石抜き→?精米→?色選機→?砕米除去機→?軽量→?袋詰め)といった説明を受けた後、お店の裏にある工場で精米過程を見学しました。このときのみなさんの表情といったら! まさに童心に返った、大人の社会科見学といった感じです。

☆一言メモ☆
・無洗米でも1回は水洗いをしたほうがおいしく、また、水加減は通常の精米より多めにしたほうがよいそうです。
・精米してから1ヶ月がおいしい目安。
・お米はにおいがつきやすいので、冷蔵庫に入れるときは密閉できる容器で!


■お米の種類
見学の後はお店に戻ってお米の種類のお話。国内産のうるち米は240種類以上あるそうですが、うるち米の品種別生産量上位15品種だけで生産量全体の約8割を占めているそうです。
そしてなんと、コシヒカリ以外の14品種すべてにコシヒカリの血が受け継がれているそうです。

☆一言メモ☆
・横町屋さんのおすすめは「さがびより」、「つやひめ」だそうです。


■お米市場の現状
一人当たりの消費量が毎年減り続けていることは予想どおりでしたが、米農家は60歳代の方が多く、後継者がいない今、誰が10年後のお米を作るのか、景色が変わってしまうのではないかというお話が印象的でした。
そこに関心を持った参加者も多く、「牛肉のように、普段は外国産を食べて、特別な日だけ日本産のお米を食べると言う生活になったらどうしよう」という感想も出ていました。


■食べ比べ
そして最後が食べ比べ!
ミルキークイーン、はなえちぜん、つやひめの3種類(つやひめは玄米)を食べました。

・ミルキークイーン:精米後の状態だと白濁して見えことが名前の由来。もち米並みにもっちりしていて、冷めてもおいしいので、お弁当に向くそうです。チャーハンや炊き込みご飯にはむきません。
・はなえちぜん:ミルキークイーンに比べてかためです。
・つやひめ:おうちで炊いたものよりもっちりしていておいしい!と大評判でした。

☆一言メモ☆
・人の年齢や出身によって好みが異なるようです。
 例)西はあっさりしたもの、東北や北陸は粘りのあるタイプが好まれる。
・お米によっても、向き不向きの料理があるそうです。


■感想
「品種によって味が違うことは頭ではわかっていたけれど、食べ比べをしてみて実感した」「自分好みのお米を見つけたい」というお米に関するもののほか、農業の現状・今後への危惧、商店街に興味を持ったという声がありました。

みなさんも、家の近くのお米屋さんに行ってみませんか?

■テーマ
お米のプロに、普段では聞けない"お米のこと"を聞き、炊き、食す。

■対象者
お米が好きなひと。商店街に興味のあるひと。

■授業について
毎日食べるお米。太鼓の昔から、お米は日本人にとってなくてはならない作物でした。
しかし、改めてみるとあまり知らない"お米のこと"がたくさんあることに気付きます。
「おいしいお米の見分け方ってどうするの?」
「お米屋さんってどんな仕事なの?」
「おいしい炊きを知りたーい」
「いま、いろいろと騒がれている"お米"は、実際どうなの?」
「白米、玄米の味の違いって?」
などなど、上げてみたらきりがないかもしれません。

今回の先生は、立川高松町商店街で3代続くお米屋さん「横町屋」のご店主さん。まさにお米の職人です。
職人さんに普段ではなかなか聞けないことを、ざっくばらんに聞いちゃいましょう。
そして、実際にお米を食べながらお米のことをみなさんと考えてみたいと思います。

■授業の流れ

18:45
受付
19:00
はじめに (5分)
19:05
全員自己紹介 (5分)
19:10
お米について (60分)
20:10
白米と玄米を食べ比べながらの交流 (35分)
20:45
全員感想 (5分)
20:50
先生からの振り返り (5分)
20:55
記念写真、片付け
21:00
終了

■定員
10名(応募者多数の場合、選考抽選とさせていただきます)

■応募締め切り
11月8日(火) 当選、落選は、11月9日(水)頃、ご連絡を予定してします

■注意事項
・筆記用具やノートなどはご持参ください。
・重複応募は無効となります。
・授業の参加エントリーには、学生登録が必須となります。

先生プロフィール:
栗原 一雄

1968年立川で生まれ育つ。3代目横町屋店主。地域の方々に美味しいお米を食べてもらいたいと配達や仕入れに日々動き回る。商売だけでなく、お 祭りや商店街活性化にも力を入れ、小学校の職業体験にも協力するなど、地域を盛り上げていく若手店主として活躍。

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