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誰もが無料でうけられる授業。興味、関心のおもむくままに気軽に参加できるのがうれしい。 授業に参加することで、知らなかった人、知らなかったこと、知らなかった場所に出会える。そんな喜びがあるはずです。

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2011年8月13日 (土)
東京にしがわシェアハウスミーティング!(日野市)

日  時:2011年8月13日(土) 14:00-17:00
教  室:団地型シェアハウス「りえんと多摩平」
所 在 地:東京都日野市多摩平3-1-8
アスセス:JR中央線「豊田」駅北口下車徒歩8分 MAP
定  員:15名(予定/応募者多数の場合は、抽選)
授 業 料:無料
先  生:「りえんと多摩平」に住まいながら
     シェアハウスを編集するエディターチーム
     (加藤陽介、岩阪英将、木村貴則、宮川清美、松原独歩
     順不同。以上予定)
授業コーディネーター:菱沼秀行

団地×リノベーション×シェアハウス=???
りえんとな女子ふたりの、にわ大レポート。

※このお話は授業を基に構成したフィクションです。

★SCENE1:プロジェクトをシェアする

韓国人留学生の李さんは、大学院で建築を勉強しています。シェアハウスに興味があり、今回友人のえんちゃんに誘われて、はじめて東京にしがわ大学の授業に参加しました。

李 :えんちゃんは、前からにわ大に参加してるの?
えん:これで3回目かな。私日野市民だから、多摩平団地のことは前から知ってるの。で、なんかキレイでかっこいい建物になってるなーと思ってたら、にわ大で授業やるっていうじゃない?これはもう参加でしょ、って感じで。ほら、あの白い建物。
李 :うわー、大きいね。
えん:団地にウッドデッキが伸びてるってのもめずらしいよね。
李 :受付が外に出てるよ。
えん:テラスが何か所もあるんだよね。こういうところで、今日みたいな晴れた日に、みんなでお茶したりするの、楽しそうだな。

今回の参加者は19名。初参加の方が8名、日野市がはじめての方も3名いて、にわ大初心者の李さんも安心したようです。

 授業は、まず全員で自己紹介。参加者の皆さんは、李さんのように、シェアハウスに興味のある人、えんちゃんのように、地元にできた新しい建物を見学したい人、まちづくりに興味のある人など、さまざまです。
その後、「りえんと多摩平」の歴史と経緯について、株式会社リビタの土山様から説明。そして先生5人の自己紹介、実績紹介と続きます。


李 :なるほど。「りえんと多摩平」は、「たまむすびテラス」っていう、地域全体のプロジェクトの一部なんだ。
えん:りえんとの他に、菜園付き共同住宅「AURA243多摩平の森」と、高齢者専用賃貸住宅「ゆいまーる多摩平の森」ができるのね。
李 :ゆいまーるには、食堂も付くらしいよ。居住者以外も利用できるみたいだから、完成したらまた来たいね。
えん:エディター先生も、それぞれすごい経歴の持ち主ね。
李 :うん。人をつなぐこと、地域とつながることに、関心の高い人たちなのね。


★SCENE2 空間をシェアする

ひととおりの説明を受けたところで、グループに分かれて、物件内覧ツアーに出発です。


李 :お部屋は、3LDKの団地を、3人でシェアするスタイルなんですね。
先生:はい。個人のスペースは、元々の団地の1室分。トイレとキッチンは共用ですが、キッチンは1階ラウンジのものを使うことが多いです。お風呂だった場所は、フリースペースになっています。
リビタ:元のつくりは床張りで、天井も低かったので、天井高を上げ、床を下げました。
先生:お風呂は、1階にシャワールームがあります。それから、洗濯は、部屋干しができないんで、同じく1階の洗濯乾燥機を使います。そういうのは全部共用です。
えん:全体的に白くておしゃれですね。元の団地の部分もけっこう残っていて、何となくなつかしい感じ。
先生:屋外にもしかけがありますから、ご案内しますね。

+ + + + +

李 :あ、同じ車が2台止まってます。
リビタ:カーシェアリングです。インターネットで予約して、入居者が使うことができます。
えん:へえー。車もシェアするんですね。
先生:となりのテラスは、電源と水道があって、バーベキューができます。先ほどのラウンジでも、入居者が企画して、料理会や映画の上映会なんかをやってます。メーリングリストもありますよ。
李 :いいなあ、うらやましい!

★SCENE3 想いをシェアする、アイデアをシェアする

李さんとえんちゃんは、内覧を通して、あることに気付いたようです。


李 :うーん...りえんと多摩平は、はじめから人のつながりを作りだすように、建物全体(ハード)ができあがってるわけか...
えん:で、ソフト面を積極的に「編集」しているのが、エディター先生たちってことね。
先生:そうですね。では、私たちの住まいで展開されているつながりを、皆さんがご自分の地域で応用できないか、考えてみましょう。


内覧を終えた他のグループも、それぞれラウンジに帰ってきました。ここからは、メンバーと先生を変えて、ミーティングの時間です。


先生:皆さんのお住まいの地域では、周りのつながりはどんなかんじですか?
李 :私のアパートは...隣の人の様子も、正直よくわからないですね。地震や災害があった時に心配なので、もう少し地域のつながりがほしいなと思います。
えん:私は大型マンションに住んでいますが、やはり近所の方と顔を合わせなくてすむつくりになっているというか...管理組合はあるし、集会場もあるけど、使い方に制約があったり、普段カギがかかっていたりしますね。
李 :私の地域にも公民館があるけど、全体的に高齢の方が多くて、ちょっと入りづらいです。
先生:では、現状を変えて、地域の方々がつながるようにするためには、どうしたらいいでしょうか?
えん:集会場を、もっとおしゃれにして、オープンにしたらいいと思います。
李 :自由に出入りできるスペースを共有するのはいいと思う。ただ、近くに住んでいるというだけでは、人が集まりにくいと思います。年齢や文化の違う人がつながるのは、案外難しい。
えん:きっかけが必要かな。小さなイベントがたくさんあったら、参加しやすいかもね。
先生:具体的には、どのようなことが考えられそうですか?
李 :スポーツはどうでしょうか。軽スポーツなら、皆で楽しめます。
えん:こどものつながりも大きいと思います。例えば本の読み聞かせ活動を通して、大人も関われるような。
李 :あと、食べること。
えん:ああ、食ね。それいいね。食は世界共通だもんね。


そろそろ、全体でまとめの時間。他の参加者の皆さんからも、各自の楽しいアイデアがたくさん発表されました。最後に、全員で記念撮影をして、今日の授業は終了です。
李さんとえんちゃんは、さらに懇親パーティーにも出席して、食を共有し、たくさんのつながりを作って、おなかいっぱいになって帰ってきたようですよ。



☆こんな楽しいりえんと多摩平のHPはこちら↓↓↓エディター先生5人の経歴もわかる☆
http://ameblo.jp/re-ent/

エディター先生方、株式会社リビタさま、貴重な夏の1日を、ありがとうございました。


■テーマ
時代のキーワードである[シェア]を通じて、
人と人のつながりやコミュニケーションの変化、新しい豊かさの感覚について考える。

■対象者
シェアハウス、リノベーション、団地、地域、コミュニティ、などのキーワードに関心のある方
日野市の団地型シェアハウス「りえんと多摩平」に関心のあるかた

■授業概要
日野市のJR豊田駅から徒歩8分。
かつて1958年に誕生した先進のライフスタイルを象徴する「明るく開放的で緑にあふれた団地」が、50年余の時をへてリノベーションされ、地域コミュニティに新たな息吹を吹き込むプロジェクトの拠点となっているのをご存知ですか?

若者向けシェアハウス、菜園付き共同住宅、高齢者専用賃貸住宅、と3種の多世代が集い、
ゆるやかなコミュニティを楽しむ団地再生のプロジェクトでもあります。

なかでも先行オープンした若者向け団地型シェアハウス「りえんと多摩平」では、
"住まいながらシェアハウスという場所を編集するエディター"6名が
活動をはじめて約3ヶ月となりました。

今回、このエディターのみなさんを先生として迎え、
この注目のプロジェクト活動と物件を紹介、案内してもらいます。

その後は、参加した生徒みなさんも一日だけの"プチエディター"になって、
「りえんと多摩平」プロジェクトをヒントに、
"東京にしがわのキャンパス全体をシェアハウス"に見立て、
地域のつながりコミュニティを生み出すためのちょっとしたアイデアを交換しましょう!

さあ、東京にしがわシェアハウスミーティング、開催です。

参照: http://ameblo.jp/re-ent/theme-10037538227.html
協力: 株式会社リビタ

■授業の流れ(予定)
13:30 受付開始
14:00 授業開始
    オリエンテーション
    先生紹介/参加者自己紹介
14:30 "プロジェクトをシェアする"
   「りえんと多摩平」の歴史と経緯、エディタープロジェクトの実績紹介
15:00 "空間をシェアする"
   「りえんと多摩平」の物件内覧ツアー
    ※先生エディターごとに数人単位のグループに分かれて
15:45 "想いをシェアする"
    先ほどとは別のグループ構成で、地域をシェアするアイデアミーティング
16:15 "アイデアをシェアする"
    プチエディターとなった参加者各自のアイデアを発表共有
16:45 まとめ&記念撮影
17:00 終了

※予定:参加希望者のみ 授業終了後、先生、生徒、サポートスタッフ、授業コーデイネーター、入居者も交え、簡単なシェアハウス/ビアパーティーを開催予定です(ただし参加者持ち寄り形式を想定.詳細は参加者確定後、参加者のみにご案内します)

■定員・締切
15名(応募者多数の場合は、抽選。8月6日申込締切予定)

■注意事項
重複応募は無効となりますのでご注意ください。
また、授業の参加エントリーには、事前の(同時でも可能)学生登録が必須となります。

先生プロフィール:
岩阪 英将

学生(首都大学東京・建築)

先生プロフィール:
加藤 陽介

フリーランス(デザイン・地域活性活動等)

先生プロフィール:
木村 貴則

リヤカーブックス店長

先生プロフィール:
松原 独歩

建築家・映像作家・文筆家

先生プロフィール:
宮川 清美

地域コーディネーター(日野市在住)

※先生プロフィールはこちらから http://ameblo.jp/re-ent/

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