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誰もが無料でうけられる授業。興味、関心のおもむくままに気軽に参加できるのがうれしい。 授業に参加することで、知らなかった人、知らなかったこと、知らなかった場所に出会える。そんな喜びがあるはずです。

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2010年9月11日 (土)
【プレ授業】3人の女性編集者・ライターと考える「街を書く愉しみ方」

日時:2010年9月11日(土) 10:00〜12:00
教室:立川市女性総合センターアイム5階 第3学習室
所在地:東京都立川市曙町2-36-2 地図を見る
定員:20名(無料・先着順)
先生:石河久美(リビング多摩編集長 国立市在住)
   藤森陽子(ライター 武蔵野市在住)
   藤山綾子(ライター 日野市在住)
授業コーディネーター:萩原 修 古川ゆかり

9月も半ばとなりましたが、まだまだ真夏の様相のここ立川市女性総合センター。

3回目にしてとうとう開校前最後のプレ授業となりました。今回は先生が3人とも女性ということもあり、生徒さんも女性の方が多かったです。



3人の先生と生徒のみなさんの簡単な自己紹介の後は、先生ごとに3つのグループに分かれてのディスカッション。「街を書く愉しみ方」という今回のテーマに従い、「街」「書く」「愉しみ」という3つの切り口でお話を進めていきました。

1つ目のテーマは「街」。
ひとつのエリアを定点観測し続けていくと「ここらへんにおもしろいお店がありそうだ」というような嗅覚、アンテナが発達するというお話があった一方、ずっと同じところで生活していても、家と職場の往復ばかりで街のことをなかなか知らないままだというお話もありました。やはり、情報はそれぞれの人の中にあって人とのつながりができることでわかってくるようです。

また、ブログなどいろいろな形で住んでいる街の情報を発信されている生徒さんが多いこともあって、街への思い入れの強さを感じました。


2つめのテーマは「書く」。
集まった生徒さんは仕事、趣味などいろいろなスタンスで書くことに関わっていて、それぞれの立場での葛藤みたいなところが出てきて興味深かったです。仕事として書く人たちは、文字数や締め切りなどに追われて自分を表現することができないという悩みがあり、趣味で書いている人たちは自由に発信できることで逆に伝えたいことがぼやけてしまったり、他の雑多な情報に埋もれてしまっているという悩みがあるようです。


最後に3つ目のテーマは「愉しみ」。
街のことを書く愉しみというのは、ただ書くことそれ自体というよりは、書いたことを誰かと共有し、反応をもらえることにあるのではないかというところからお話が始まりました。そこから、ついつい自己満足に陥りがちだけど、誰かに読んでもらうためには、何を伝えたいのかテーマや目的を明確にしないといけないなというお話や、単に事実だけではなく書いている自分自身が何を感じたのかも伝えることでその情報が魅力的なものになるというようなお話がありました。


グループディスカッションが終わったあとには先生と生徒さん全員から簡単に感想を発表してもらいました。今回をきっかけに自分でも何か書いて発信してみたいとおっしゃった方がいたのがすごく印象的。これをきっかけににしがわについての情報が活発に流通し、それを見て訪れたり、ファンになってくれる人が増えていくといいなと思ってます。

藤岡恭平



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●テーマ:
自分が住んでいる街のことを書く愉しみ方について考える。

●対象者:
多摩地域で暮らし、文章を書くことを仕事にしている人、または、これからしたい人。

●授業について:
自分が住む街のことをどのぐらい知っているでしょうか?
その街の歴史や文化や自然のこと、
公園や図書館や病院や学校や商店のこと、
何よりもそこに住む人たちのこと。

この授業では、自分が暮らす街をフィールドに、
編集や執筆の仕事をしている3人の女性の話をきっかけに、
自分の暮らす街のことを書く愉しみ方について、
参加者それぞれが、あれこれと考える時間にしたいと思います。

自分の街のことを知って、その良さを誰かに伝えていく。
雑誌、フリーペーパー、書籍、新聞、WEBサイト、ブログなど、
どういったメディアで、誰に向けて発信していくのか。
そして、自分の暮らしと、書く仕事のバランスをどのようにとっていくのか。

この授業を通じて、
多摩地域で書く仕事をしている人、これから書く仕事をしたい人どうしの
つながりもできればと考えています。

多摩地域をもっと多くの人に伝えたいと考えている人、
自分の街に関わる書く仕事をしたいと思っている人、
仕事で文章を書いたことないけど、これから書く仕事をしてみたい人など
気軽な気持ちでご参加いただければ幸いです。

●授業の流れ(予定)
09:30 受付け開始
10:00 はじめに 授業の説明など
10:05 全員30秒の自己紹介
10:20 トーク&ディスカッション1
10:45 トーク&ディスカッション2
11:10 トーク&ディスカッション3
11:35 全員30秒の感想
11:50 まとめ 連絡事項など
11:55 記念撮影、アンケート後終了

●注意事項
とくに必要な持ち物はありません。
筆記具、ノートなど必要に応じてご自身でご用意ください。

●お申し込み方法:
専用ページよりお申し込みをお願いします。
学生登録してからお申し込みください。

●お問い合わせ先:
090-8105-8434(事務局)
※お電話でのお申し込みはできません。

※会場へのお問い合わせは、所在地についてのみお願いします。
授業内容につきましては、東京にしがわ大学までお尋ねください。

石河久美(リビング多摩編集長 国立市在住):
立川生まれ、立川育ち、現在は国立市在住。大学卒業後、金融関係の会社に就職するも「金利」がどうしても理解できず3年で退社、自分探しをするべくヨーロッパ放浪の旅へ。帰国後、旅の思い出を書き留めたいと通ったカルャーセンターの作文教室で、講師(某新聞社の編集委員)にほめられて「書く仕事」に目覚める。1991年サンケイリビング新聞社入社。武蔵野本部、本社編集部、首都圏編集部などを経て、2010年4月より多摩本部にて現職

藤森陽子(ライター 武蔵野市在住):
フード、生活雑貨、ホテル等を中心に執筆するフリーライター。大学進学を期に上京して以来、吉祥寺在住歴はトータル約15年。在住ならではの情報量を活かして『きちぼん』(ラトルズ刊)など吉祥寺をテーマにした出版物に携わる。特に毎年お花見時期に発売する『Hanako』(マガジンハウス発行)の『吉祥寺特集』では、執筆のほか取材コーディネーターを担当。お茶好きが高じて09年から台湾茶のケータリング『藤花茶居』を始める。

藤山綾子(ライター 日野市在住):
福島県白河市生まれ、葛飾育ち。結婚を機に多摩地域に移住し、現在は日野市で二児の育児中。web新聞の記者として多摩地域のニュースを発信するほか、音楽ライター、フォトグラファー、映像作家としてジャンルを自由奔放に行き来しつつ、「書くこと」を表現のベースにした作品制作を楽しんでいる。

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